2011-05-02

原子力ギルドより恐ろしい教育ギルドがフクシマの児童を殺す

  20ミリシーベルト問題だが、実は放射線医学専門家は引き下げを主張したが、

  文部科学省側が20ミリシーベルト維持を押し切った、という未確認情報がある。

  

  真相は未確認だが、私見では「さもありなん」という気がする。

  巷間では散々「原子力ムラ」「原子力ギルド」と批判されるが、

  実は文部科学省教育関係者らによる「教育ギルド」の方が、

  より深刻なんじゃないか、と思う。

  「自分たちが気付きあげた教育メソッドこそ最高」と固執して方針転換が遅れたり、

  「教育関係者以外の人に教育なんかわかるはずがない」として

  他学会から教育界の常識を否定」された際にも直視しなかったりする。

  

  例えば「教室天井高は高ければ高いほうがいい」と教育界では信じられてきて、

  文部官僚地方自治体から申請あった「天井高の規制緩和」をかたくなに拒否してきたが、

  しぶしぶ埼玉県で認めたところ、「かえって天井高が低くした方が、児童は心理的に落ち着く」という

  教育関係者赤っ恥な結果が出た。

  あるいは「教育効果を上げるには少人数教室が最善」と教育関係者(文部官僚日教組も)は主張し続けているが、

  経済学者から「少人数教室にすると、トップ層が切磋琢磨しなくなり、かえって全体の平均学力は落ちる」と

  異論を提示されている(クラスサイズパズル

  しかし、教育関係者はダンマリを決め込んでいる。

  今回の件についても、文部官僚は「屋外での体育活動が重要」とか

  「子を疎開させて親と別離することは精神的に問題」という「もっともらしい理由」で

  「できるのであれば20ミリシーベルトを貫いて、中通りで極力平常どおりの教育したい」という思惑を貫こうとしている。

  彼らは「体育活動が重要」「親子のコミュニケーション重要」という「従来から教育メソッドの固執」という発想しかできない。

  緊急時には、それこそ体育授業の1年間停止とか学童疎開という非常手段も求められるのに、

  そういう「従来の延長線上からかけ離れた措置」を文部官僚は非常に嫌がる。

  

  前例踏襲主義、という点では、文部科学省、もっと言えば旧文部省こそ、「官僚の中の官僚である

  福島児童の不幸は、官僚の中の官僚学校運営権を牛耳られたことである

   

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん