2011-02-13

日本で起きるべき革命

エジプト革命がそれなりに成功して大統領が退任して、その余波はアルジェリアなど周辺他国に広がっているという。

これを聞いたとき、一般的な日本人である自分はうっすらと「日本でも革命おきないかなあ」なんて思ってしまう。

本当にうっすらと思っただけなのだが、思ったということは頭の奥底で何かに不満を感じているということだ。

どんな不満に対して革命を期待するのか? 

そして住むところにも食う物にも困ることに少ない日本で起こり得る、起こるべき革命とは何なのか?

日本で起こるべき革命とは「慣習によって不利益を被っている若者」のための革命であるべきだ。

ここでいう若者とは、社会において主導権を有していない30代からそれよりも下の年代を想定している。

生まれた時からすでにたくさんのルールに囲まれて過ごし、

地域社会で、学校で、会社で、いたるところで窮屈な思いをしている人たちのためだ。

自殺者は年3万人を超えて、それでも何食わぬ顔で「日本は豊かです」なんて言わせてしまう慣習こそが諸悪の根源なのだ。

終電までサービス残業で働いている人のために。

無駄な書類ばかり書かされている若手サラリーマンのために。

無理なノルマに日々怯えている営業マンのために。

働くのが怖くて外に出られない人のために。

モンスターペアレントに胃を痛めている教師のために。

市民の嫉妬のまなざしを受ける公務員のために。

彼らを絶望の淵に追い込む慣習、日本空気こそ革命されるべきものなのではないか

この窮屈な空気を取り払おう。

もっとのびのびと社会に生きようではないか

午後7時前には仕事を切り上げて、夕食を家族と食べよう。

若手にはもっと有意義な仕事を任せよう。

お客と営業なもっと対等でいよう。営業は奴隷なんかじゃない。

一度レールから外れてしまった人にも優しい社会でいよう。

教師だって公務員だって人間だ。お金を払っているから彼らを奴隷にしても良いのか?

私たち若者で新しい空気を要求しよう。

エジプト革命大統領退陣、民主化など目に見える革命であった。

それに比べて目に見えにくい革命なのかもしれない。でも眼に見えない私たちの心が守られるべき対象であるから仕方ない。

古い空気が要求する奴隷労働にNoを。

窮屈な空気を新しい世代にこのまま引き継がせないように。

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