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2018-12-15

平成の大合併にまつわる「キラキラ市町村名」を振り返る。

高輪ゲートウェイ」のおかげで一気に注目が集まった

キラキラ駅名」が話題になりましたが、

2005年から2006年までに活発に行われた

いわゆる「平成の大合併」で生み出された

キラキラ市町村名」を紹介していきます

つくばみらい市茨城県

伊奈町谷和原村という二つの自治体対等合併誕生した。

元々はこの他に水海道市という自治体も参加する予定だったが破談した。

対等合併では旧自治体名前採用しないという暗黙の了解があったため、

住民アンケートの結果から筑波みらい」が新市名として決まりかけた。

特に谷和原村サイドは「みらい」という言葉にこだわりがあったらしく、

水海道市も参加していたとき合併新市名案に「みらい市」を推していたほど。

しかしここで突然谷和原村が「つくばみらい」にする案を突然提案

当然伊奈町は「近隣のつくば市と混同する名称は避けるべきだ」と猛反発。

協議会は紛糾し、投票を行っても同数決着となり、

挙句の果てには「首長同士のじゃんけんで決めたらどうか」

という提案まで飛び出す始末。(住民説明できないと当然却下された)

すったもんだの末、最終的には谷和原村提案が通り、

つくばみらい市」となった。

個人的には、市名を言われてもどこにあるかわからない地名だと思う。

駅も「みらい平」「小絹」の二つしかない。

西東京市東京都

漫画あたしンち」の舞台となった田無市と、

難読の部類に入る保谷(ほうや)市との対等合併

ここでも住民アンケート実施したが

あいうえ市」「嵐市」という投票があったらしい。

地名が決定したのはいもの

当時の石原慎太郎都知事

西東京とは言うが、東京全体から見たらむしろ東のほうじゃないか

と突込みが入ったという逸話もある。

さくら市栃木県

氏家(うじいえ)町、喜連川(きつれがわ)町の対等合併

両方とも歴史ある地名で、とくに喜連川町は足利尊氏次男を祖とする

名門「喜連川家」の城下町である

由来としては「地域住民に親しまれた花であるから」とのこと。

それだったらここに限らないんじゃないかと思うのは私だけじゃないはず。

ただ「さくら市」と聞けば東京近辺の人間なら

ミスター長嶋茂雄出身地である千葉県佐倉市想像ちゃうのもマイナスポイント

四国中央市愛媛県

伊予三島市川之江市土居町新宮村合併誕生

地図で見ると四国中央ではなく、ちょっと北西のほうにある。

ではなぜ「四国中央」なのかというと

四国のほかの県(香川徳島高知)と接していて、

それぞれの県庁所在地まで高速道路で1時間アクセスできるから」らしい。

聞いてもよくわからない。

ちなみにこの市名も「高輪ゲートウェイ」と同じように、住民投票結果の最下位から選ばれた。

第一位所属していた郡名から取った「宇摩市(うまし)」。もしこれになってたら

愛媛県、うまし。」みたいなキャッチコピーができてたかもしれない。

おわりに

今日のところはこれまで。

時間があれば、「危うく誕生しそうになったキラキラ市町村名」も紹介していきます

 
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