2019-10-02

クーポン風疹抗体検査をさくっと受けてきた

 まずお知らせしたいのは、とても簡単だった、ということです。

 

 先月、風疹抗体検査を受けてきました。結果は「充分な抗体あり。予防接種必要なし」。

 私の場合を以下に書いてみます。掛かった日数はおよそ10日。通院は2回でした。待ち時間検査時間、結果の通知まで、これらの合計は30分程度だったと思います

 私は会社勤めではないので、集団検査・接種のようなものはできません。クーポンがあってとてもありがたかった。そのクーポン保険証を持って、近所の掛かりつけ病院に行くだけでした。

 しかも、他の事で行った「ついで」に、すぐに検査を受けることができました。よろけたはずみで腕をしたたかに打ち付け、翌日になっても少し痛みが残っていました。手、腕が商売道具のようなことをしているので、念のために朝一番病院外科に行き診てもらいました。幸いにして腕に大きな異常はなく、塗り薬で数日安静にしておいてください、という程度のものでした。

 安心して支払いを済ませて帰ろうとしたところ、鞄の中のクーポン入りの封筒が目に留まりました。「そのうち受けよう」と入れっぱなしになっていたものです。必ず受けようとは思っていたものの、いくらかの面倒さがあり「近いうちに」と先延ばしにしていました。

 そこで、いい機会だと思い、すぐに受付に引き返し、

風疹クーポン券を持っているのですが、予約はできますか?」

 と、尋ねました。すると、受付の方が、

「予約は要りませんよ。お時間がありましたら、今からでも大丈夫ですよ」

 とおっしゃいました。

 その日は腕の検査が長引いた場合を考え念のために午前中を開けていたため、そのまま風疹抗体検査を受けることにしました。診察券、保険証クーポン券をお渡しすると、問診票を渡されました。よくある形式の問診票です。他と異なっているのは「風疹予防接種を受けたことがあるかどうか」に関連した3、4問があったことです。クーポン風疹検査を受ける人は、

自分予防接種を2回受けたかどうか分からない。抗体があるかどうか分からない」

 から行くのであって「予防接種を受けたことある」に、ためらいなく丸を付けることはあまりないはずです。その箇所には印を付けずに「過去に受けたかどうか記録も記憶も無いので分かりません」と看護師さんにお伝えすると、

はい、分かりました。このままで構いませんよ。では、検温をして、少しお待ちください」

 と、体温計を渡されました。平熱です。

 数分ほど待っていると、診察室に招かれ、医師から今後の流れを説明されました。

 

今日採血のみ。

・結果が分かり次(予防接種)に進むかどうか決まるには10日くらい掛かる。そのころに一度電話をしてから来院してほしい。

抗体があればそこで終わり。

・無ければ予防接種を受けてもらう。

10日くらいというのは、検査の専門機関から病院が結果を受け取った後、抗体なしと出ていたらワクチンを取り寄せる必要がある。その分の日数が掛かる。

 

 などです。

 それを聞いて一旦外に出ると、数分で検査室に呼び入れられました。採血は1本。私が見る限り、他と変わらない普通注射器です。血止めのシールを貼ってもらい、外でしばらくお待ちください、と言われ検査室を後にしました。

 待ち合いでスマートフォンを取り出し何か見ようと思ったとたんに、受付に呼ばれました。最初にお渡ししたクーポン検査シールが使われている)、保険証、診察券を返してもらって、1回目は終わりです。ここまで20分弱くらいです。

 10日ほどして病院電話をすると、「検査結果は出ています。診察時間内いつでも構いませんので来院してください」というお返事でした。

 2回目は、午後診の遅めの時間に行きました。受付で、風疹の結果のこと、とお伝えして診察券とクーポン券をお渡ししました。当然ですが前回のような問診票も検温もありません。ただ数分待つだけです。

 診察室に呼ばれると、医師から結果が書かれた紙を渡され、

抗体はありますからね。この数値がこれこれこうあるので、もうこれで良いですよ。お疲れさまでした」

 再び数分待って、受付で使われなかった予防接種シールの残ったクーポンと診察券を返却してもらって終わりです。1回目よりもさらに早かった。結果が書かれた紙は、おくすり手帳カバーポケットに入れておくことにしました。

 

 長々と書きましたが、「ついで」から始まった風疹抗体検査でも、全部まとめて30分ほどで終わったのです(クーポンが届いたらすぐに受けるべきでした。反省しています)。もちろん、電話などで医療機関にあらかじめ確認することが適切でしょうし、よりスムーズに行くと思います

 暑さが穏やかになり、インフルエンザノロウイルスなどが流行る前の今が、風疹抗体検査予防接種クーポンを使う良い時期のように思います。この制度に対して不満を持つ方もいらっしゃることでしょう。ただ、幅広い人が容易に使えるような汎用性を有し、それにより守れる存在があるのは確かです。

 

 風疹クーポンは、居住地関係なく使えます

 ご自身が利用しやす病院医院で使えます

 さまざまな診療科で使えます

 日常生活を圧迫するほどの時間は掛からないことが多いはずです。

 分からなければいつもの病院電話を一本入れるだけです。

 

 風疹抗体検査予防接種に関して詳しくは以下をご覧ください。

 

 厚生労働省風しんの追加的対策について」

 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index_00001.html

 クーポン券を使える医療機関地図リストPDFファイルから探せます

 

 NHKストッ風疹検査予防接種赤ちゃんを守れ」

 https://www.nhk.or.jp/d-navi/stopfushin/

 風疹について、分かりやす解説です。

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