■東電社長「処理費払う」知事に回答　放射性汚泥問題解決へ（新潟日報

新潟県花角英世知事と小早川東電社長の件

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190116444733.html

他紙も参照した上でポイントを整理

毎日地方版によれば

• 全額払われる見通しと記事中にあるが、毎日によれば社長は明言していない。
• 北区に留められている汚泥は9割以上は安全（今朝の日報記事から原子炉等規制法によるとみられる）
  • じゃあ1割弱は？ちなみに、事故発生食後の被ばく状況は日本学術会議でも分からないと認めている。
• 去年12月初旬ごろいわゆる「三つの検証」のうち健康被害の検証が初めて行われたが、意見対立も多く、まずは幅広く文献渉猟しようという話になった。
  • 早くしないと満杯になるという話は前からあるが、知事が限界と明言したのはこの直後
  • 朝日は同時に汚泥の健康被害は数十年単位での監視が必要と言う海外NGOの講演を紹介し、同時に記事にしている。
• 一番大事な話として、留置場所の近辺である※阿賀野川が猪苗代湖を通じて浜通り地方に通じている※ことは事故当初から日報やテレビで全く報じられていない。
  • 汚泥問題は泉田知事（当時）の対立からわかるように新潟日報は一貫して処分しろとの立場。健康だろうが風評だろうが地元からはとっとと捨てろという意見しか拾っていない（危険で大騒ぎになっている様子は私見の限りないが）
    • 朝日は処分決定について「早く回答しなかった」東電を批判する論調で記事を書いている。要するに、流域である下越地方への差別性などの地雷が埋まっており頑迷な知事時代の泉田ですら触れられなかったので、分断を避けようとしてる。
    • よく引用される「わかってやっていれば『殺人』に等しい」という泉田裕彦の発言は周知の通り、このことを巡る発言である。事故後に一方的に安全基準が引き下げられていることへの非難。国会議員になってから東電への引き取りを働きかけた形跡はない。

日報系のBSNの批判に答えた意見だが、尖った意見を排した検証はフェアではないと米山前知事は言っていた。正直「ピカ飯」批判は嫌いな方だが県内外の住民や後世へ責任の追える形で不可避であっても処分すべき。

Permalink | 記事への反応(2) | 07:30

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