現在29歳で大学3年生の者です。将来のことを不安に思うお気持ち、よくわかります。
参考になるかもしれないと思い、いまの自分について書かせていただきます。
私も1つ目の大学を中退し、その後3年以上のニート生活を経て、2つ目の大学に入りなおしました。幸い、親に理解してもらえたため、就職のことは考えず勉強したい分野(社会学)の学部に入学することができました。
現在、ゼミで毎日楽しく論文を読んでいるのですが、大学に入りなおしてみて知ったことは、20代後半から30代で大学に入りなおす人間は意外に多いのだな、ということです。4年以上IT企業で勤めたのち、表象について勉強するために大学に入りなおした先輩もいれば、ダンスの勉強をしに高校卒業直後から渡米したのち、日本で大学を卒業した先輩もいます。
私自身はそのような一芸や社会人の経験もなく、ただいまやっている勉強が好きで勉強をしています。もちろん、すぐさきにある就職という将来から逃避しているのかもしれません。
けれども就活はリクルート主導のものだけではないと信じて、今から自分のやりたい仕事(勉強をし続けられるような職種)を探しながら大学に通っています。
また、大学には就職課や学生課の職員さん、カウンセラーさんなど相談できる相手がたくさんいますし、教授たちはそれこそ、社会に出ているようで出ていない、ニートの先輩がたともいえる存在です。そんなすてきな出会いが大学にはたくさんあるので、直接将来の職業にはつながらなくとも、生きることのヒントがたくさん転がっているように思えます。
ぜひ、就職のためではなく、勉強でもサークルでもアルバイトでも、楽しいことをするために大学に入ってみてください。
もちろん、大学に入れば先の人生が見える、というわけではありません。でも、世の中には意外にいろんな生き方があるとわかるだけでも、すこし心が楽になると思います。
入学時30歳なのに、楽しいこと見つけに大学に行けと? 大した目的もなく大学卒業していいのは、20代半ばくらいまでっしょ