2017-01-18

生活保護仕事をなめんなよ

http://nariblog.com/seikatsuhogo-namennna/

現役のケースワーカー(※生活保護担当職員のこと。受給者支援保護給付します)です。

眠いので、細かな数字とかは割愛して、書きたいことだけ書きます。乱筆乱文本当に失礼します。

後日余裕があったら、細かなエビデンスとかを挙げます文体も訂正するかもです。

上記の論点は、1.「不正需給を許さない」という主張は正しいか問題ない、2.ジャンパーに至った経緯(切り付け事件)を考慮しないのはおかしい、であります

1については、「不正受給を許さない」ということは当たり前なので、言うまでもないことです。ですが、何もそれを日常業務特に受給世帯の方々と接するときに)にあえて前面に主張する必要もないでしょう。

2についてもマスコミ報道が背景に迫らず、現象だけを追っている批判妥当だとは思います

ですが、「切り付け」られた→なめんなジャンパーというのは短絡的すぎませんかね?

私が一番に違和感を感じるのは、この主張に保護受給者の心情とケースワーカー行政)の立場関係性が抜け落ちている点です。

良いですか?もしも、あなた生活に困って支援を求め、保護受給した立場だったら?

ジャンバーに①「不正受給は許さない」と書かれたケースワーカーと、②「あなたを精一杯に助けます」と書かれたケースワーカがいたとして、どちらを信頼しますか?①のようなケースワーカー自分のことを正直に話して、アドバイスを受けて、素直に従う気持ちになれますか?

ケースワーカー仕事受給者の方との信頼関係を構築することが求められます

これは非常に重要です。これがなかったら仕事になりません。信頼関係が気づけなかったら、支援なんてできません。誰だって信頼できない人の意見を素直によく聞こうなんて思わないでしょ。

不正受給と言いますが、全体の保護費総額のコンマ数%の世界です。さら不正受給の多くは、面倒くさがって(あわよくばという気持ちもあるとは思いますが。。)収入の申告を怠っていたくらいのもので、悪質と言えるものさらに僅かなものになります。(不正受給が良いと言っているわけではありません。)

ちょっと解説しますと、生活保護は足りない部分を補う制度なので、収入があったら申告してもらい、その分保護費を減額する必要があります

私の意見ですが、今回の事件の何が一番不適切かということ、受給者の方を委縮させ、信頼関係を損ねるようなことをして、ケースワーカー自らが自分仕事をやりづらくしているということです。

自分の首を絞めていることに福祉事務所の誰も気づかないなんて、「ばか」ですよね。

彼らに言いたいです。

生活保護仕事をなめんなよ。」

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