お互いそれに対してどういうつもりだったかは定かではありませんが、
少なくとも双方口に出して相手を「セフレ」という言葉で表現していましたので、
当初はそんなものもあったのかもしれませんが、
いくつかの事件や彼女の振る舞いを見るうちに、そういった感情はなくなりました。
「女の勘」という言葉はありますが、それに似たようなものを俺も持っていて、
そのことには触れないでウチに来たので問い詰めたら認めました。
「そっちに行くなら構わないけど、平行するつもりなら俺は降りる」というような事を言ったと思います。
その時は、「もう終わったから」というような事で結局続いたという感じだったと思います。
もう1つは、先の件から1年ほど経った後、やはりその男と関係を持ったからです。
共通の友人で飲み会をやっていた時、俺と彼女とその男が参加していました。
後に、彼女は部屋には行ったが何もしていないと言いました。聞きたいことがあっただけ、と。
事実そうなのかもしれません。
目の前で、そっちに行くなら俺は降りるといった相手の男と、その男の部屋に行ったという時点で
俺の中で確実に何かが終わりました。
彼女は俺に「裏切られた」という言葉を使ったようですが、どちらかというと裏切られたのは俺だと思います。
それとは別に、俺の女性の好みとして、仕事に対する姿勢や、世間に対する認識といった、
そのへんが俺は合わなかった。
友達としてやっていくにはいいのだけど、人生のパートナーとして考えた場合に、
ぶつかるであろうことは目に見えていました。
それでなお関係をずるずる続けたのが悪いと言われればそうかもしれません。
いずれにせよ騙してそうしていたというつもりはありませんし、
それは俺のポリシーに反するので過去も未来も行うつもりはありません。