2015-02-22

仕事を辞めた上に300万以上借金をしていたことが妻にばれた

去年、仕事を辞めた。

妻に言い出せなかったのは、僕のプライド(何と無駄ものだろうか!)と意気地のなさが原因だ。

とあるきっかけで、仕事を辞めたことが、先週、妻にばれた。

ほどなくして今日カードローン等で借金を作っていたこともばれてしまった。

弁明をさせてもらえるなら、この借金は、例えばギャンブルだの風俗だのといったあぶく銭に消えたわけではない。

仕事を辞める前と同等の生活を持続しようとしたら、これだけの借金が出来てしまったのだ。

言い訳にもならないな。

馬鹿じゃないの」と何度も何度も妻に怒鳴られて、最近麻痺していた僕の感覚も正常に戻りつつある。

300万は大金だ。「何とかなる」と軽く言える金額ではない。そんな自明のことに気付かないまま、あるいは目をそらしながら、僕は今日までを過ごしてしまったのだ。

妻に尻を蹴られるようにしながら、僕はハローワークに行き、フリーペーパーを漁り、求人サイトなめるように見た。

求職活動は、むろん、仕事を辞めてから今までしていなかったわけではない。

だが、もともと患っていたうつ病がひどくなっていたこともあり、ここしばらくは身が入らないでいた。

それが今は、アルバイト含め一日に3つも面接の予定を入れたりしている。

ちなみに、妻にばれてから3日目で最初アルバイト採用された。だらだらと求職活動をしていたこの数ヶ月は何だったのかと思えるようなスピードだ。

だが、このアルバイトはいわゆる登録制で、安定して仕事があるとは限らないため、正社員仕事アルバイト仕事も引き続き探している。あと、夜間など空いた時間に出来る仕事も、出来るものならやりたいと考えている。何しろ金が足りない。

それにしても、こんな状態の僕を見捨てない妻には、感謝言葉もない。

僕が逆の立場なら、即離婚とまでは言わないまでも、実家に帰らせていただきます、くらいのことは言うだろう。

確かに妻は今日実家に帰ったが、その日のうちに米や野菜惣菜をもらって戻ってきた。

目が合えば文句は言うが、少なくとも食事は作ってくれる。そういえば、食事の時に妻がくすんくすんと鼻を鳴らすのが聞こえるが、それがいつもの鼻炎なのか、それとも僕のざまへの怒りと将来への不安で泣いているのか、よくわからない。臆病な僕は、まだ自分から妻と目を合わせられない。レイアウト関係で対面ではなく隣に並ぶ形になっている我が家ダイニングテーブルに、こっそりと感謝をしている。

そんな僕だというのに、妻は食後のデザートまで用意してくれる。もっとも、以前のようなヨックモック焼き菓子紅茶、とはいかず、ブラックサンダーと紙パックのお茶だったが。

すぐに仕事が見つかるかどうかは分からない。

借金がいつ返せるのか見当もつかない。

だが、どこかに光明が見えているようにも思う。少なくとも、何でもないふりをしながら泥沼のように澱んだ気分を引きずっていたこの数ヶ月間よりは、ずっと気分は、上向きだ。

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