2015-01-18

SIからWeb系へと転職した。

タイトル通り転職した。

理由とかを思いつきに書く。

まず、人月商売に嫌気がさした。1人1ヶ月160時間と扱われ、ただの機械扱い。優秀な人もそうでない人も160hで扱われる。スケジュールがきついと人を増やせば終わるだろうという上層部意見。おそらく、上層部本心では思っていないのだろうけど、さらに上から圧力で「終りません」って言えなくて、どうすれば終わるのかと問われた時に、「スコープを狭める」という発言が許されない空気で、「人を増やす」としか選択肢がない状態になったのであろうと考えている。アジャイル(笑)状態。でも、やっぱそれは違うよね、と。それでは良い物つくれないよね。人月神話状態。神話から誰も信じてないんでしょうね。

それに、絶対おわらないだろーという工数も、納期内に収めるために過少な工数を出さざるを得なくなったりして。その結果、当然余計に毎日の業務が厳しくなったり。

そして、増員に次ぐ増員で間接業務の増大。スケジュールの見直しに見直しに見直し。後ろを振り返れば糞コードすら作れず、それよりも糞スケジュールがあるのみ。そしてただ単に人を増やした計画なので実際にその通りに成果が上がるわけではない。さらには人を増やしたのになぜ終わらないのかと問い詰められたりて。

メンバーも増え、さぁ開発だ、といっても新しく入ってきた人とはコンテキスト共有できていないし、みんな違う方向を向いている感じ。目の前の仕事なすのに精一杯だけど、目の前の仕事がそもそも最適化されているのか、本当に将来のValueになるのかも不安な感じ。

やはり受注開発だとどうしても主導権は発注側にあって、これは当たり前なんだけど、それによってこっちが必要以上に苦しめられている感じが否めない。受注するために営業は納期は短く、価格は安く言ってくるわけ。そして苦しむのは開発者

からSIにとっては納品のない受託開発のような開発が受注と発注側が双方幸せになるのではないかと思うわけ。これも1ヶ月あたりの金額で契約するから人月商売といえばそれまでなんだけど、期日が近いから人を増やして終わらせる、とか短絡的な思考にはならなくていいかなと思う。

でも、もうSI疲れた。それでは納品のない受託開発のような開発にシフトしましょうっていってすぐにシフトできるような世の中ではないから転職しようかと。じゃあSIは同じだよね。変えてみよう。それにIT使うからには初期コスト抑えられてスケールもし易い利点を活かさないと幸せにはなれないのではないかって。

それならば自社サービスを展開している会社で働こうかな、と思った。あぁ、それってWeb系なのではと感じ転職することにした。

転職活動はわりとすんなり。Androidアプリ公開してたり、Webサービスをいくつか作っていたから、職務経歴にそれを書いたりしたら結構興味持ってもらえて無事転職できた。

あの業界は向き不向きがあると10年経って気づいた、実感した。

次の業界で頑張ろう。

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