そんなに乙武さんウォッチャーじゃないから良く知らないんですが、
いままでは障害者なのに落ち着いてるし堂々としてるし謙虚と知性が見える好印象でした。
でも今回で印象悪くなりました。
彼のブログで書いていることから察すると、彼は「今まで何不自由ない生活をしていた」ようす。それが今回「いままで経験したことのない不自由」だったわけで、そりゃあ40近くにもなって今まで経験したことのない体験をしたら対応に戸惑いますよね主観的に。
でも対外的にそんなの知ったこっちゃあないわけです。お店は実害が出たわけです。そして、Twitterフォロワーという"私設軍隊"を動かしてしまったわけで。日ごろからTwitterをやっていれば「Twitter上でいま自分はどういった立場にあるか」という自覚はあるでしょうし、その発言をしたら私設軍隊に対して敵を殲滅する命令となることは理解できていたはずです。
ふつうのオトナの社会から見たら「ゴメンで済めば警察は要らない」だと思うのですが・・・。下世話な話、お金の折り合いがついて示談が成立したってことなのでしょうか?ふつうに考えたら訴訟になるでしょうし。
今回わかったのは、「五体の有無は関係なく、何不自由なく暮らしてきた人間はやっぱりろくでなしだった」っていうことではないでしょうか?
手足は無いけど、その不自由を補って有り余る、恵まれた周囲のサポート環境があったということなのかな。
その環境が果たして恵まれていたと言えるのかどうか難しくなってきました。なぜなら「かわいい子には旅をさせよ」で言うところの、「旅」をさせられてこなかったってことでしょう?
あと、どうしても「先天性身体障害者」を色目で見てしまうんですよね。健常者との差を体の感覚として理解しているか、想像でしかわかっていないか、の違いは大きいなあと思うことがたくさんあります。その「法則」が今回の事例にも当てはまってるなあ、と。もしかすると、「先天性は生まれつき周囲のサポートがある状態で幼少期から育つから、何不自由がない」という因果関係なのかも知れません。
とはいえ、でも、そんなに40年近くも生きているのなら、今回のような経験は何度もするんじゃないのでしょうか?人生経験すくないんじゃ・・。こんな経験は、身体障害者であれば日常的に経験してそうに見えますが・・。それに、尊厳が傷つけられることなんて健常者だろう障害者だろうが関係なく社会にあふれてますけどね。だからといって傷つけてよいわけではありませんけどね。そして、自分を傷つけた相手を殺してしまわないような、傷ついた自分の心を癒したりストレスを発散したりするやり方を学んでいくわけです。時には、まったく傷つけたという自覚がないような相手に対して事情を説明し理解を求める活動を行うこともあるでしょう。
ふつうに暮らしていたら誰しも経験するであろう「尊厳への攻撃」を受けたくらいで、いい歳してあまりに過剰防衛すぎる。といったところでしょうか。なんだかラノベのようですが。
俺も今日会社で客に罵倒されて尊厳を傷つけられたわ。 こんなの日常に溢れてるよね。
http://anond.hatelabo.jp/20130523202533