2012-09-22

http://anond.hatelabo.jp/20120922191015

全体的な文意には賛成だけどたぶん動物って

別にそれじゃなくて、単に「子供が欲しい孫が欲しい一族繁栄だ」で再生産されてきたと考えても何の問題もないじゃん。

実際他の生物ほとんどはそうやって再生産してきてるわけだし。

ですらなく、交尾したいからしたら、結果的にできましたってくらいなもんだよね。老後のことなんか考えずに盲目的にって意味ではその通りなんだけど。

人間でも、コンドームがないときは(ということはつい数十年前までは)そういう「側面」もあったんだよね。

意図的に「作る」じゃなく「できてしまう」っていう。

ただ、あくまで「側面」の問題であり、別の側面からだと「子供に親の面倒を見させる」っていう「側面」もゼロじゃなかった。問題は複合的だからね。

コンドームと同様、「年金」も(国民皆保険的な意味では)ほんの数十年前まで存在しなかったから。

子供に親の面倒を見させる実例は、過去日本を振り返らなくても、統計なんか取らなくても、今こうしてる現在ちょっと後進国に行けば実例が腐るほどあってさ。

ほぼすべての後進国では、たくさん産んだ子供が働ける年齢になると親は若くても働かなくなる。求職常態ですらなくなる。子供は、子供の年齢のうちから働く。よく東南アジア児童売春の問題がクローズアップされることがあるが、あれは児童売春の問題でありながなら、その根っこは児童労働の問題なんだ。

昼間から「何もしていない大人」っていうのはちょっと中国田舎とか行けばいくらでも見れる。店の前とかでイスに座っているだけの。彼らは何をしているのか?と通訳に聞けば「何もしていない」と。失業状態ですらないらしい。

彼らにとって「働く」ということは人生スタンダードな常態ではなく、急場をしのぐための緊急避難的なものであり、自分を食わせてくれる何かが現れたらもう働く必要はないんだね。

先進国になるような国の人々は、その歴史過程で身分(一生ついて回るもの)と職業が一体となった期間がある。人生職業なわけ。貴⇔賎という単純な区別ではなく、士農工商というような。後進国では貴⇔賎くらいのおおざっぱなくくりしかなかったりする。

我々っていうのは人生職業がかなり深く結びつくように歴史において刷り込まれている。

が、そういう過程を経ていない人たちはかなり原始的動物的な感覚をそのまま持ち続けていて、それが「子供に働かせる」という状況を生み出す。

「何も考えずに交尾したらできてしまう」というのも動物的で、人間の行動原理の一つであるけれども、同時に「子供に働かせる」というのも同様な動物的行動原理としてはまったくゼロじゃなく、脈々と受け継がれている部分でもあるという話。

どっちかが完全正解でどっちかが完全不正解って問題でもないからね。

記事への反応 -
  • 人間の再生産ができるのは、子供を産むとトクになる社会システムがあったからで、少子化になったのは、そのシステムが機能しなくなったから。 再生産の原動力がそれだという根拠...

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