2011-01-17

ある男は言った。死は自動的なんだよ、と

去年の11月くらいにに某所で書いたものなのだけど、人の目に当たる事が殆ど無かった。

さっき風呂入ってぼんやりしてたら何となくこれの事を思い出したのでここに投げ込んでみる。

文体がやや気持ち悪いのはその時の精神状態と投下した場所でのキャラこんなだから

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私は所謂メンヘラさんなのですよ。

なんだかんだでもう10年は病んでて最近調子良くなってきたか社会復帰できるかな、と思いきや転落してまたニートもどきな日々を過ごしています。

そんな私がやらかした一番でかいことを書こうと思います。

数年前に某富士の麓に研究所がある自動車会社派遣で行くことがありました。長期という話だったので御殿場の駅前の新築アパート借りてさぁ心機一転がんばるぞー、と働き始めました

ところがこれがまた劣悪な職場な訳で…。

なんとか方式とかいう効率的な職場方針の大本だけあっていろいろと効率的です工場じゃなくて研究所から少しはマシかな、と思っていたらそうでもなかった。

スギスしてるんですよ。空気が。

なんていうか怖い。

なぜかというと効率を求められるから研究に対しての成果を。

期日がタイトなのはデフォルトとして、結果も求められる。失敗は許されない。

実験するんですよ。私は派遣丁稚からプロパー自動車会社正社員)さんにアゴで使われて実験のセッティングをして実験しました。赴任一週間目だったと思います。

失敗しました

や、プロパーさんに「これくらいできるよね?」みたいな感じで早口メモ取る余裕もなくあれこれ一方的に言われて「じゃ、忙しいから後は任せた」みたいな感じでさっさとどっか行っちゃうのです

どうしろと?

実験と言ってもここでの実験は所謂物理学的な実験で私がバックグラウンドに持っている化学実験の知識なんかクソほどに役に立ちません。

でもやらないと、ということで役に立たないメモ記憶を頼りに実験したら見事失敗。

プロパーさん顔面蒼白

部長(昭和の悪しき風習を未だに引きずってる感じのするオヤジ)と面談になってプロパーさんは胃に穴が開いてそうな顔をして

ボーナス査定に響いちゃうじゃないか…」

と呟いていました

で、その部長さん、プロパーさんだけじゃなく私にも面談だと呼び出してきました

実験を失敗させた「戦犯」だしガミガミ言われるのかな…と思いきやこう言ったのですよ。

「オマエ○○にいたんだろ?使えない奴だな。そんなだから半年でクビになるんだよ」

○○というのは栃木埼玉研究所を持つ自動車会社です栃木の方に半年勤めていました。これも派遣なんですけど。

半年でクビになったのは事実です

しかしそれは面倒くさい事に巻き込まれてそれに対して正論言ったらさらに面倒くさいことになってそれにカチンときたので更に言ったらパワハラまがいのこと喰らって、それが元でメンヘラが悪化してノックダウン、派遣元判断で強制退去と言う経緯があります

面倒くさいことがなかったら多分長く続けることができたと思います。職場環境は今まで勤めた中でもずば抜けて良かったですし、今でももし機会があればまたそこで働きたいと思うほどです

話を戻しましょう。

部長はその○○に何か執着があるのかそれ以降ことあるごとにそれを引き合いに出すようになりました。一番酷かったのは私の歓迎会という席で無理矢理酒飲まされそうになって断ったら「だから○○辞めさせられたんだよ!」と曰った事でしょうか。

それが切っ掛けという訳じゃないのですそれから仕事場に行くたびにMP(メンタルポイント)が削られていくのがわかりました実験は相変わらず上手く行かないし新卒の小五月蠅いガキっぽいのがゴミを見るような目で無茶なことやらせたりでMPはどんどん減っていきます

そして…某月某日、MPが尽きました

朝起きても動けない。恐怖と不安で押しつぶされて身動きができない。今でも仕事決まって行こうとするとこの恐怖と不安の発作が出ます。それの始まりでした

三日間全く動けず。

何して何食べてどうやって生きてたかは正直覚えてないです。寝て起きると汗びっしょりでクタクタで、それでもインターネットはやっていたらしいです。どんだけ好きなんだよインターネット

三日目の夜携帯電話が鳴る。相手は派遣元研究所担当の営業さん。

やばいですよー」

「完全にお怒りで…」

明日何が何でも出社でき・・・」

「そうでなければ解雇wldajkfdhafasfa」

思考がシャットダウンされました

セーフモード再起動します....

それから先の電話の内容は全く覚えてない。

覚えているのは薬入れにあった向精神薬,睡眠薬全てを出して、冷蔵庫からスクリュードライバーの缶をだしてビーカーに注いで薬を全部飲んで布団敷いてメモに走り書き的な遺書書いて寝ていた。

…らしい

発見されたときの状況がそうだったらしいのでそうだったのかもしれない。

電話の途中で思考がシャットダウンされた後の記憶は本当に無く、次に気がついたときには病院らしき場所でやたらでかい注射が打たれる瞬間だった。それを見た数秒後また意識が暗転。

次に気がついたときは当時所有してた車の助手席に座っていて、父が車を運転していた。何十年ぶりのマニュアル車しか外車なのに…申し訳ないと思ってまた意識が暗転。

次に気がついたのは実家の目の前。父が「降りろ」と言うので車から降りようとしたら足に全く力が入らず顔面からダイレクトに着地。まぶたが切れて血がどくどく出るわ眼鏡に傷がつくわ背伸びして買ったオサレ服屋のシャツに血がつくわで散々だった。

それから記憶がはっきりするのに一週間以上かかった気がします。

会社はどうなったのかはよくわからいです。

記憶がはっきりしないとき派遣元コンプライアンス部長かいう人が来たらしく、お金沢山あげるからもう金輪際関係はありませんさようならたいな念書を書かされたようです

自動車会社の方は全くわからない。まぁ関わりたくはないです。


こんな感じで有り体に言えば自殺未遂しました

実際体験して思ったことは「死は自動的」であるということ。行うときは本当に無意識自動的に執り行われます

死ぬ死ぬ喚いているうちは死にません。だって死ぬって宣言する時点でリミッターが働いているから。私も死ぬ死ぬ詐欺よくやるから解るけど、実際喚いている時は本当に苦しい。辛い。誰かに(辛さ、苦しみを)わかって欲しい。そうやってレスポンス貰ってようやく自分の中に空いた穴が満たされるのです

少し前にUstream自殺実況して本当に死んじゃったって事件あるけどあれも本当に自分の苦しみをわかって欲しかったんでしょうね。でも場所とオーディエンスが悪かった。

煽られ罵られ貶された末に彼がとった行動は「本当に」死ぬことだった。

自動的ではないのに。何故か?

多分怒りからきた衝動だと思う。そりゃ怒るよ。こっちは真剣に苦しいのに「早く死ね」とかナチュラル匿名掲示板のノリで煽っちゃ。

基本的にメンヘラの人は怒りを自分自信に向ける。自罰的な人が多いって言うのだろうか。この場合だと

死ねなかった」→煽られる→「くそ死ねなかった俺が悪いんだくそくそくそ!」→衝動的に「行動」に移す→運悪く「成功」

怒りで死んじゃったら救われないよ…。

匿名掲示板という特殊環境群集心理というのもあったのかもしれないけれど、あの場にいたオーディエンスは本当に悪質だと思う。正直、IP調べて書き込んだ奴らを自殺示唆で立件してもよかったんじゃないかとすら思っています。

自殺願望者にとって死は救いです。ギャグでも何でもなくて本気で死ぬことによって苦しみから解放されると思っています。

でも基本的に人間っていうのは自死に対してはリミッターが働いてしまう。だから苦しみから解放されず辛くて苦しい時を過ごさざるを得ない。で、その苦しみや辛さを知って欲しいからある人はリスカ写真あげるかもしれないし死ぬ死ぬ詐欺する人もいるかもしれない。

から見れば迷惑この上ないのは重々承知なのですけれど、もし見かけたら生暖かい目で見てくださると幸いです。

  • 上司である程度話を分かってもらえそうなやつにクスリ飲んでるのカミングアウトして、そのせいでアルコール入れられないって相談すればよかったのに。一般人は大した知識ないし、...

  • http://anond.hatelabo.jp/20110117024530 自殺できるときを待っている 老衰でもなく 病死でもない 自殺できるときは必ず来る そのときを待っている ずっと じっと 多分近い将来

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