はてなキーワード: やおいとは
それは、「やおい」に通じる考え方だな
http://anond.hatelabo.jp/20070624124250
んじゃあ私も書いてみよう。 *論点がズレたので修正して再ちゃれんじ
それは女子向けではなく、いわゆる冒険少年アニメ。異世界とかメカとか出てくるやつ。とにかく異様に面白くて、今から思えば男の子同士の友情やら関係やらを見るのが楽しみだったんだと思う。学校では友達と交換日記をしたり、小説を書いて読みっこしたりしていた(健全)。
当時ジャンプはエロ路線が強かった。兄ちゃんちから持ち帰ったのか面白かったから自分で買ったのか不明だが、電影少女とバスタードでオナニーを覚える。なんか、親とかきょうだいが居る部屋でもぞもぞしてたような記憶もあったりして思い出すと死にたい。あと、何を考えたか親に刑事もののもろエロ漫画を買わせたこともある。なんであんなことをしたんだ。そんで思い出せないあの漫画が何だったのか今でも知りたい。
中学に上がった、まだ腐友は現れず、一人で色々開拓した
もともと読書が好きだったので、コバルト・白泉社・りぼん・ジャンプを経ながら、本屋で買える商業BL漫画と小説にもいった。お約束の高河、クランプ、尾崎。当時目立っていたルビー文庫。男女の本も面白かったけど、恋愛ものは男同士の本のが私にはより面白かった。そして、より興奮した。当時は腐女子って言葉はなかった。ボーイズラブもメジャーな言葉ではなかった。たぶん「じゅね」とか「やおい」かな。あと「アニパロ」? 私は脳内では単にホモ漫画ホモ小説、と呼称してた。人生の本、友情の本、男女の本、BLの本。色んな世界を知ったり、考えたり、感動で泣いたり、オナったりした。図書館にあるような本もいっぱい読んだ。とにかく、授業、お喋り、読書、創作、と虫みたいな日々。
これが自分の生きる道、と定まってくる時期なのか、グループ分けが明快になってきて、本好き漫画好き創作好きーな人々がわらわらと目につくようになる。貸し借りや話しをするようになり、同人誌の存在も知る。ずっとオリジで小説らしきものは書いていたので友人のハマっていたジャンルの同人誌にゲストしたのがきっかけでパロディのサークル活動を始める。パロでやおい的関係を書くのにもまるで抵抗はなかった。好きな漫画だったのでキャラは頭に入っていたし、セリフもするする出てきたし、その登場人物を動かすのは楽しかった。
それからずっとハマって、読んで、書いて、の無限ループ
が現在まで続く。もちろん他の遊びとの熱中度により濃淡はあるものの、自分で書くメインのジャンルはもう10年以上、あとはその時々でイイ!と萌えたものを追いかける感じ。ホモ書いてるほうが楽しいので、いつのまにかノーマルものやオリジナルものは書かなくなった。読むのは今でもなんでも読むし好き。
腐女子のわたしと、婦女子のわたし
大学構内には腐友は一人もいなかった。腐な話も一切せずに交友関係を築く。サークルに入り健全キャンパスライフ、一方帰宅後や休日には腐としてサイト開いたり小説書いたり同人出したりイベント行ったり、という完全二重生活。それぞれの場所で友人はカブっておらず、会話もそれぞれまったく違う話をして盛り上がっていた。2つとも手に入れたみたいでそれが楽しかったし充実していた。実際かなり忙しなかった。
その傾向は社会に出ても続く。たまーに会社で腐レーダーによりお仲間を見つけ出してびびったり、声をかけたりしてみる。そういうときは「え?!なんでわかったの?!まさか同じだと思わなかった!」と驚かれるので、なかなかうまく隠せているらしい。腐の面を持たず普通に生活するより、単純に友達が2倍になってる気がする。TPOをわきまえる、女子としての幸せ(安穏)も捨てない、ホモ妄想も捨てない、そういうのを目標にしてこれからの人生生きていくつもり。まあときどきじれったさはあるけれど、どっちも好きで必要だから仕方ないかな、と割り切った。
彼氏もいるけど腐であることを言ったことはない。言う必要もないと思ってるし、説明できるもんでもない。見た目と違って意外に漫画に詳しいな、とは言われたことあるけど。私が彼氏に延々興味のない野球の話をされたらきっと退屈だろう。同じように、彼氏もきっと私に延々腐な話をされても退屈だろう。だから、趣味の合う分野の読書とか映画とかキスとかで盛り上がる。
こうして隠れ腐女子ができあがりました。こんだけ世間に「腐女子」というレッテルのイメージが広がってしまうと、もう今からはますますお仲間以外には名乗ることはないんだろうなー。
やはり習慣のようなモノだろうか。他に熱中できるものがなかったってことでもあるんだろうけど。
そういえば仕事がむちゃくちゃ忙しくて漫画のチェックができず、ふと気づいたら本編終了、作者交替。
新しい作者のストーリーになじめずに。。。ってのでジャンプ系列は卒業できた気がする。
http://anond.hatelabo.jp/20070624124250
>つまり、男女の恋愛から離れたい!とか、本当の私を見て!なんて魂の叫びがなくても腐女子にはなってしまうのです。
>諸姉の皆さまをなぞるように行動して、さしたる信念もないままやおい本を読み漁って、気がついたら腐女子と呼ばれる生き物になっていて、「どうして男同士の恋愛漫画なんて読んでるの?」と問われるようになって、いや別に(理由なんてない)・・・と口ごもっていると、やれ身なりに自信がないからだの男より優位に立ちたいからだろうだのと推察されて、そういわれればそういうシンソウシンリが私の中にあったのかもなーと洗脳されてしまいそうです。
他に熱くなれるようなこと、見つかるといいよね。
http://anond.hatelabo.jp/20070624053306 を書いたものです。みんな何でそんなにノーマルにこだわるの。びっくり。
http://anond.hatelabo.jp/20070624113951
残念ながら、マイノリティです。(しかしええ話や・・・喪女の希望やで)
何の議論でもそうですが、この話にも至る所に例外はあって、一応「最大公約数の話」だと考えて頂ければありがたい。
最大公約数の考えとして、人に優しくしたり化粧してたら好かれる確率はすっぴんの時より上がる、そして大概それは当たっている、という話です。所詮確率論なので、勿論そうしなくても結婚される方も少ないですがいます。
特に初対面でまだお互いがわからない時とか。女子は大概みな化粧してるので、顔面偏差値がそうしないと平均まで行かないのです。あと、出会った当初は奥さんちゃんと化粧してて優しかったてのは無しな。私が泣く。
http://d.hatena.ne.jp/torly/20070624#1182650462
そこに食いついきましたか!独り言って言ったのによー・・
ノマカプ論議みたいなとこに出くわした事がないので、私の解釈が一般論かどうか、という自信がないまま続けます。
私の話はあくまでどのノマカプ(の女キャラが)が好きかという話であって、どの女キャラがピンで好きかという話ではないので、ここで持ってくるのは違う気がします。途中で言われてるように。
最初に言ったように男オタの萌は何だかんだでエロ直結、女オタの萌は関係性にあるというのが散々言われてきた解釈。
彼女達が女の子をピンで愛でる時はある意味男性の萌に近いかもしれない。が、カプとして愛でる時には関係性を大事にする。
だから、ちょっと立ち位置が違うんですよね。ピンで好きになる女キャラの傾向がカプとして好きになる女キャラのそれより守備範囲広い気がする。だからか、長門は勿論、綾波なんかオタ女には昔から無難に受けがいいですよ。みくるは何か男向け撒餌っていっても違う気がします。いやらしさがない。アスカはるひもね。エアリスは微妙ですが(個人的に長門、綾波とは違う立ち位置)。最近はフィギュアとか買ってる子もいるし。
勿論、そのオタ女達がコミケの中に放りこまれた時、果たして大多数が最初に長門陵辱本とか買いに男性サークル行くかと言ったらそれは別問題ですが。
あと、私は書いてませんでしたが、同人で女に人気のあるノーマルカプ、というのは、ほぼ「同人でやおいをおしのけてる、あるいは並ぶ程にはメジャーなノマカプ」という意味だと思って頂きたい。ネウヤコとか。
http://anond.hatelabo.jp/20070624125556
天然受けってノマでも多いんですか?どっちかと言うと同人ではなく少女漫画に多い気がします。鈍感っつーのはどこでもよく見ますが。
公約数に関しては"この感覚は、可逆性であるし、必ずしも一般人・腐女子一方の感覚だけの人ばっかりじゃない"と書いた通り、女は根源的な所では同じなんですよね。ただそれをどう発露されているかという。ここらへんは男とそんな変わりないと思う。
読んでわかるように基本やおい、時々ノーマルという嗜好なので、ノーマルに対する知識が少ないです。ノマ派は今すぐ立ち上がるべきだ!(てきとう)
同人で女に人気のあるノーマルカプでは割と女が攻撃的というか男に対してきっちり意見を述べたり暴力ふるうのが多い気がする。男勝りとか。「女という性差を感じさせにくい」女。
逆にいかにも「女らしい」天然ちゃんも人気ある気がするけどねー。
その場合、男の方が天然ちゃんを一途に愛しているが、天然ちゃんはそれ程ではなく恋愛以外に大事なものを持っていたり
男の気持ちに気付かず振り回す(振り回している事すら気付かない)と言う描かれ方をする場合が多い。
やおいでも女=受とするとそういったものはかなり多いけど。
私にとってやおいは、もし私がセックスの出来ない体だったら愛してくれた?もし私が男だったら愛してくれた?優しくしなくても、ご飯を作らなくても、化粧をしなくても愛してくれた?という問いかけに優しく肯定してくれる夢物語
俺の嫁はセックスを拒否するし優しくもないしご飯も作ってくれないし化粧もしない。
でも夫婦としてはまあ仲良くやっていてそれが普通だと思ってたんだが違ってたのか。
[追記]
http://anond.hatelabo.jp/20070624142406
特に初対面でまだお互いがわからない時とか。女子は大概みな化粧してるので、顔面偏差値がそうしないと平均まで行かないのです。あと、出会った当初は奥さんちゃんと化粧してて優しかったてのは無しな。私が泣く。
出会った当初から化粧してなかったし特別優しかったわけではなかったと思う。嫁の場合は顔面偏差値はどうせ化粧したところで随分低いだろうから化粧の費用対効果が薄く、それがわかっているから化粧しないほうがマシだという意思決定の基準とかは俺と合ってるんだろうと思う。結婚前も後もいろんな女性からアプローチを受けたが今後生活をしていくことを考えても今の嫁よりいいと思える相手はいなかった。まあ付き合ってみたら違うのかもしれないが。
anond:20070604135539を書いた増田ですが、anond:20070502124921を読んで多少なりとも得心が行きました。恋人関係にあるのが男性同士であるという特殊条件は、無条件の愛を確認するために非常に都合がよいのですね。
なぜそれをやおい専門のオリジナル話じゃなくて他の漫画のパロディで行うのかはいまだ少しばかり謎ではありますが、その漫画の中の関係性に障害を越えた愛を垣間見ているのでしょうか。
私自身も無条件の愛情というのを欲しています。でもそれはかなわないから自分を変えなければとも常に思っていますし、今の恋人に合わせるように自分を律する努力もしていますが。ですから私も、たとえば今の彼氏と別れることになったときなど、いつかやおいの世界にはまることもあるのかもしれません。
http://anond.hatelabo.jp/20070502124921
一月以上前の話ですが、のっかってみます。この機に色々考えをまとめてみようと。そしたらまとまんなくて長くなった。思いつきで書きすぎた。
一般の女は「外見とか、おっぱいとか、女性らしい気遣いとか、優しさとか、そういう+αを生来持っている人」かつそれに抵抗をしめさない女や、「努力してその域に近づく」ことに抵抗を示さない女だ。もちろん彼女達だって恋愛に夢見ている。がその夢は、このシチュエーションでデートしたいだとか有名人と付き合いたいだとか、"女としての私"を多かれ少なかれ残している。
腐女子はまずこの"女として"、という定義に抵抗を示してしまう。(今はこの定義は恋愛面と異性関係においてのみ、に限局しておきます)
よく言われる僕女俺女などはそのわかりやすい例だろう。この種の厨房が、思春期と言う性別の間で揺れ動く様な中高生に多いのも当たり前なので割愛。
"私にとってやおいは、もし私がセックスの出来ない体だったら愛してくれた?もし私が男だったら愛してくれた?優しくしなくても、ご飯を作らなくても、化粧をしなくても愛してくれた?という問いかけに優しく肯定してくれる夢物語"
"「私じゃない理想的な何か」になって初めて恋愛対象として見てもらえる。現実の恋愛は、多かれ少なかれ努力を強いられるものなのだ。"
こんな事実は彼女達には許されないし、このための努力なんぞありえない。だって嘘つくんだよ?ほんとは自己チューにも程があるのに相手にあわせたりするんだよ!毛だってこんなに生えてくんのにその度処理して何にもないふりすんだよ!こんなん私じゃない!
逆に現実を知るが受け入れ難いために、こんなに毛がはえて根暗で不細工極まりない私ですみません現実では絶対女として無理ですよね系の自虐に走るやつもいる。
まあ男の方だってどきどきしながら美容院行ってみたり、ファッション誌見て焦ったりしてるのだが、彼女達はそんなもんどうでもいいのだ。ここで問題なのは彼女達自身がどうするかの話であって、相手が苦労してるとかはどうでもいい。先にいっときますが、大半の女子は同情するし時には好感度上がる。
でも、この問題の解決には関係ない。ただそれだけである。
思春期やそれ以前にはこんな女の子はたくさんいる。この事実を突然突きつけられても、皆が皆すぐに適応できる訳ない。猶予期間みたいなもんがある。が、それも過ぎると、こんな女はズレている、ということになってしまう。
こんなプロセスを経た全ての女が腐女子になるとは思っていないが、女子が"腐女子である時"は大体こんな感覚を大なり小なり持ってるのではないか。
もちろん腐女子だって恋もする。この感覚が小さい時や気付かない位の時は恋愛しやすいだろう。うっかり一般人並になってそのまま腐に帰ってこない人もいる。逆に一般人だったのに、この感覚が何らかの理由で戻り、うっかりBLと意気投合する人もいる(ただしこのように感覚を調節するには両方ともある種の環境が必要だと思うが)。もちろん腐の気持ちも大事だが、一般人の感覚も生きていくためには必要だと思っている人もいる。このエントリの筆者さんみたいな。
この感覚は、可逆性であるし、必ずしも一般人・腐女子一方の感覚だけの人ばっかりじゃない。
なぜ、女らしさに抵抗を持つ女ができるのか、というと環境(性格含む)とタイミングだと思います。これは喪板にでも行って下さい。
この二つ(というか今までも)は男オタと大して変わらんと思うけど。
なぜ男オタではレズがメジャーだとは言い切れないのに女オタはやおいがメジャーなのかと言うと、男オタは性欲に直結しているから脱げばどっちでもいいが女オタは(エントリでいわれている男女ではありえない理想の)関係性に萌えている、という昔から散々言われてきた一文で終わらせときます。めんどい。でもこの根源的な願望こそ女が女であり、男が男たらしめる理由だと思う。
このエントリについてたトラバで、男も苦労してんだから女もおあいこだよ、ってのがあった気がしますが、この筆者さんはそんな事は解ってると思うし理解してると思う。男を責めたりなんかはしてないし、それは意味のない事だ。彼女が欲しいのは、現実には男には決して与えられないものだから。ただ人間疲れた時は夢みたいんです、っていう話じゃないのこれ?
オタク女はこの抵抗感を引きずり拡大解釈して「そんな男に媚びるような服は着れん!」「私みたいなのがこんな可愛らしい服着たら笑われてしまう」と思ってエビちゃん系を遠ざけてしまって女版アキバ的服装になる事もある。メンズ着るのはその最たる例。
最近はちゃんと流行に乗ったお洒落さんもいるが、「女同士のpgr対策」「隠れオタクになるため」「どうにかしようとしてるうち本来の気質により服オタに」という理由も大きいんじゃないか?最近一般の女の服のレベル自体が高くなってる気がするので、そんなおしゃれおしゃれと気構える様な文化ではなくなったってのもあるかも。
なぜやおいなのかというざっくりとした理由はこのエントリの言う通りだと思うし、なぜ男同士なのかと言うことについては自分達が女であるためだと思っている。
自分達が女であるため、女の嫌な所や女にはなくて男しか持ってない部分(チンコだけじゃないよ)を潜在的に意識してしまっているからじゃないか。
かといって真実男同士のカップルが見たいかと言えばそれは違う。"これが心地よいのは、これだけの素の自分を見せて、さらには性別まで超えて、愛してくれる人が現実にはいないということに自分が薄々気づいているから"という理由に示されるように腐女子は自分が愛して欲しいが故にやおい本を読むのだ。だからどこかで自己を投影している。それは理想の自分や相手かもしれないし、実際の自分の一部分かもしれない。つまりそいつらは純然たる男同士のカップルではない。女が混じった、そして不自然にも第三者の意図を汲んだカップルである。男と女のいいとこだけをもったつがいの生き物、というべきか。乳首なでたりやおい穴が出来た理由も推して知るべし、である。
男女では自分と比べてしまうしなー。女としてのイライラなんかを感じたりするしね。
これは統計とった訳ではないので独り言ですが、同人で女に人気のあるノーマルカプでは割と女が攻撃的というか男に対してきっちり意見を述べたり暴力ふるうのが多い気がする。男勝りとか。「女という性差を感じさせにくい」女。結局そういう方向性か、ていう。ある意味オタク女の理想の公約数なのかもしれない。まあこう言ってしまうとドリー夢はどうなんねんて話だが。(私が昔から悩んでることの一つに「どうしてドリより先にやおいが盛り上がったのか、なおかつ今でもやおいの人気の方があるのか」というものがある)
色々矛盾してる。後々編集&追記しよ。どっかで見たことばっかりの意見の様な気もするなあ。
これは当たり前ですが腐女子の総意ではないです。やおいはでかい市場なだけあって例外の方もたくさんいらっしゃります。オカズ目的でBL読む腐女子とか、レズだけどBL好きって腐女子とかもいるらしいんですけど、そういう人には全くもってこの話は通らない訳ですから。
http://anond.hatelabo.jp/20070623070558
これは現代的な「やおい」文化によって明示化され、少女向け漫画に逆照射されている恋愛ドラマの一手法。
セックスは子どもの生産を意味し、それは恋愛の到達点と同時に、最もドラマが豊富な「恋愛」の時代を打ち切る術。
男女の物語でセックスを描くことは、生産の可能性を匂わせ、「恋愛」物語の終焉を嗅ぎ取らせる。
こうした「脱恋愛」の物語可能性に敏感なまでの不快感を示したのが腐女子と呼ばれる「やおい」の消費者(もしくは生産者)である。
男と男の性行為には、まったく生産の香りがない。むしろ、永続的な「恋愛」物語を約束してくれる。結婚という記号によって裏切られない。
終わりなき「恋愛」こそ、彼女らの求めるもの。「やおい」は恋愛至上主義の彼女らに、楽園を想像させるのである。
『のだめカンタービレ』は、そういう意味で男と女の恋愛にセックスを持ち込まない。
それは「恋愛」という中途半端で完結することのない物語の求心力を作者が知っているからだ。
「この物語にはセックスがない」という約束事を読者に嗅ぎ取らせた時点で、この作品の成功は保証された。
「やおい」への展開を認めた恋愛永久回路の手法は、男と女の恋愛物語を受容させる土台として、いま再びスポットが当てられているといえる。
<追記>
以上は、セックスが恋愛の終着点として認知されていない、現代の混沌とした恋愛感覚へ一石を投じる行為と言えないだろうか。
ノスタルジックというわけじゃないが、セックスが恋愛の一過程として当たり前のように描かれ、始まりと終わりの境界線が失われた昨今の恋愛物語の形態(それは双方向的に現代人の性行為観と関わるのだけれど)を批判し、恋愛物語の本来あるべき物語性を示唆しているのかも知れない。
<再追記>
ゲイの人に対しての、妄想の対象にしている罪悪感なんてないなあ
原作者に対しては少しはあるかな。
でも普段そんな気持ちをかかえて書いてないってのは同じ。
同人というか、二次創作(特にやおい)はどこか「いけないこと」だと思ってるので、
同好の人以外の目におおっぴらに入るような所には置いておきたくない。
少なくとも原作者の目に“簡単”に触れるような場所からは隠したい。
そんな気持ちで私は検索避けしているよ。
そこまで言うならネットにアップするのやめればいいじゃんと思ってしまうんだけどなぁ/あ、もちろん、「簡単に見つかる」場所におきたくないから検索と言う気持ちは分かる。でも、根本的に対処した方がいい気がする
なんと言うか、
上の理由と同時に、同好の人には見て欲しいっていう自己顕示欲もあるんです。
同好の人に対しては垣根を低く
それ以外の人に対しては垣根を少しでも高く
というのが、わがままですが正直な気持ち。
だから、パス制にはしたくない。
オフで本出すつもりも無いんです。
私が検索避けをする理由は、なるべく同好の人に来てもらいたいのと
あとは…やおいだから、キャラ名で検索して妄想爆発な萌え語りが引っかかったら
ちょっと恥ずかしいから、くらいかな。
でも別にサイト名やHNで検索されて引っかかっても気にしないし
検索避けされていないサイトからリンクされても全く気にしない。
同人サイトは検索避けするのがマナーと声を荒立てる人を見るとうーん…と唸ってしまう。
「関係ない一般人が来てショック受けたらどうすんだ」
興味無かったら普通はスルーしてくれるのでは…
気持ち悪いと思われてもそれはこっちが気にすることでもないと思う。
文句つけられたら注意書き読んでね、って流せばいいんじゃないかなあ。
「公式に見つかったらどうするんだ」
これは最近聞かないけど、公式の人だって馬鹿じゃないから同人サイトくらい簡単に見つけられる
だろ…と昔から思っていた。作品名+サーチでぐぐって女性向けカテゴリで一発でしょう。
公式が同人絶対!駄目!公言しているならともかく。
検索避けにこだわる人にかぎって、無料鯖でメタタグしか知らないサイトも多いんだよなあ。
本当に検索避けに気を使うなら、黙って有料鯖借りて、お勉強すればいいじゃない。
自分のやりたいようにコントロールできるんだからさ。
私はネット暦2年で.htaccess?robots.txt?って何それ?美味しいの?状態だったけど
一週間くらいでだいたい分かったぞ。完璧じゃないけどさ。
腐の彼女から聞いて、目からウロコだった話。
ジャンプを読んでる腐女子が多いっていうのは周知の事実だけど、じゃあマガジンやサンデーはどうかっつうと、これがスゲー少ないんだそうだ。俺や彼女のまわりの印象で言うと、ジャンプを自分で買って読んでる腐女子が100とするなら、マガジン・サンデーを買って読んでる腐女子は1くらいじゃないかな。しかもその1もジャンプ読んでると思う。
腐女子がジャンプ読むのは、歴史的なもんだよな。古くは星矢やキャプ翼からジャンプっていうジャンルが腐女子界にはある。ジャンルがあるってことは若い子の新規参入も多いってことだ。
新しい漫画を読むきっかけって、別の作品目当てに買ってる雑誌に載ってたからとか、誰かが誉めてたから、とかだと思うんだけど、腐女子内でこの条件が整うのって、ジャンプ連載だけなんだよ。マガジンやサンデーでどんなに腐女子的においしい連載が始まっても、流行りようがないんだよ。アニメ化するまで大多数の腐女子はそんな連載があることにすら気付かないから。
少年漫画の腐女子向け化を憂う奴に言いたいんだけど、それがジャンプならもうどうしようもない。ボーボボや村雨くんのやおいまであるんだぜ。ただ、掲載誌がジャンプだったというだけで、どんな内容だろうと腐女子内ではやおいになる土壌があるんだよ。ジャンプのアレがあの内容で流行るなら、マガジン・サンデーのアレやソレはもっと流行りそうなもんなのに…って思っても、そうはならない。腐女子内で流行るかどうかは、漫画の内容以前に、ジャンプかそうでないかの違いの方がでかい。これは当分変わらないんだろうなと思う。
おにぎりって寿司のネタを米の中に埋めた食べ物でしょう?とおっしゃったアメリカ人くらいに間違ってる。
でも、
http://anond.hatelabo.jp/20070604200028
に同意するので解説はしない。
でもでも「違うものなんだよ」ってことは知っておいてほしいかも。
ちなみにやおいとBLは同じもの、って言われても、それは文句言わない。
追記)こっちもか。