2024-11-26

変な本でソフトウェアテストを学ぶな

ソフトウェアテストに関する書籍の中には、避けるべきもの存在する。

地雷」という表現議論余地があるが、それでも一部の書籍は読者にとって有益とは言えない内容で、むしろ避けるべき類いに該当すると言える。

その理由は、内容が浅い、議論が偏っている、あるいは事実誤認を含むものもあるためだ。例えば、特定開発者向けのテスト書籍の中には、著者の知識不足が目立つものがある。主観的論理を延々と述べており、専門性客観性に欠けている。

また、世界的に知られる専門家であるCem Kanerがこうした書籍を読んだら、どのように評価するのか興味がある。

教科書として広く知られているテスト書籍の中にも問題がある。致命的な誤植や、浅はかなテスト観が目立つ内容が含まれているケースがあるのだ。

さらに、品質を重視してアジャイル開発を語る一部の書籍は、テスト書籍とは分類されないが、アジャイルのものを正しく理解していない印象を受ける。アジャイル根本的な考え方を否定し、単に多重下請け開発の手法を当てはめようとする内容に終始している。

テストやQAの分野における課題として、こうした書籍出版する著者が、業界内で一定の影響力を持っていることが挙げられる。

これを読んだ人には、これらの書籍に限らず、他の書籍に対しても批判的な視点を持って接することをおすすめする。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん