ネットでもテレビでも大谷、大谷、大谷。我々の目にする情報全てが大谷に埋め尽くされている。
そして大谷ポルノは愛国ポルノにも通じる。なぜなら、衰退国家である今の日本に明るい話題など本来存在しないのだが、大谷が一発ガツンとホームランを打つと、それだけでなんとなくスカッとする。日本人がアメリカで成功し、それをアメリカ人が仰け反るほど称賛しているのだから、愛国ポルノ好きにはたまらない。実際には日本は経済的にも軍事的にもアメリカの属国に過ぎない敗戦国家なのだが、大谷が活躍すると「アメリカに目にもの見せてやったぞ」という気分になれる。
このように、大谷の活躍は日本人が現実から目を逸らすのに非常に便利だ。日本はまだまだやれる。大谷を生んだ日本の教育、国家制度は間違っていない。同じ日本人に生まれて幸せだ……。
大谷がいなければ今の日本には暗いニュースしかなかっただろう。ヤフーニュースを見てもテレビを点けても暗い話題ばかり。しかし、大谷がいるからそれが中和されて、なんとなく「大丈夫」な気分にさせられてしまう。つまり衰退国家であることに気付くのを遅らせているのが大谷という存在なのだ。
大谷ポルノが世の中に与えているのは夢でも希望でもなく、心地よい幻覚に過ぎない。日本人は今すぐ大谷ポルノから目を覚まそう。衰退国家であることを自覚しよう。
いやです 藤井ポルノ、大谷ポルノは日本人の大切な権利です!!
そういうお前は衰退ポルノリベラルじゃん 選挙前だから元気だね
人はパンのみで生きるにあらず。ポルノは必要です。