ミギとヒダリ、そしてウエとシタ、そしてマエとウシロは、観測者と、観測者が見る二つの対象の、相対的関係を表す言葉です。
観測者がある二つの対象を観察します。その二つの対象は、3次元空間上の異なる二点に存在するとします。
片方の一点は、もう片方の一点に対して、ミギとヒダリ、ウエとシタ、マエとウシロという言葉で区別されます。
例えば、二つの点の観測結果を二者が共有したとき、「ヒダリにある点」「ミギにある点」もしくは「ウエにある点」「ウシロにある点」といった表現で、どちらの点を意味しているのかを共有できます。
宇宙人「我々は、ミギやウエなどの語彙を理解しませんが、以下の単語を理解します。
"3次元空間上の異なる位置に存在する二点"、"相対的関係"、"観測"、そして"区別"です。
例えばミギとヒダリは、【3次元空間上の異なる位置に存在する二点を観測したときに生ずる、二点の相対的位置関係を区別する】語彙と認識します。」
はい、その通りです。
私たちは重力の影響の元生活しており、重力方向をシタと呼び、観測者が観測を行う方向をマエと呼びます。残った次元をヒダリまたはミギと呼びます。
宇宙人「我々は重力を理解します。また、観測が行われる方向、についても理解します。ゆえに、マエウシロ、そしてシタウエを理解します。
私は物理的語彙に制限された状況において、ミギを表せる語彙を有していません。
しかし、どの(相対的な)次元がミギとヒダリを表すかまで伝えられたなら、あとは説明に都合のいい物理的事象を探すだけでしょう。
"私では定義を示すことが出来ない"と言っているだけであって、定義自体が不可能とは決して思いません。
現に、問題はもはや「物理的事象でミギとヒダリを区別しうるもの」を探せばいいだけの話になったのですから。
残念です、私では説明できません。
しかしこのことは「言語だけではミギとヒダリを説明できない」ことを意味しません。
私が言いたいことは、「ミギとヒダリが言語で伝達可能かどうかは、ある特徴を持つ物理現象を探すという問題に過ぎないこと」を示すことであり、
コバルト60の物理的性質を使った方法の詳細については興味もありません。
つーかわかってるなら聞くな
AIですら上と下の洞察が甘い文章を生成するのか