初めて自動車工場に派遣で入ることになったんだけど、事前のイメージと全然違ってびっくりした。
自動車業界といえばカイゼンやナゼナゼというキーワードで、作業の改善についてやれるところをやりつくしてもう出がらししか残っていないような職場だと思っていた。確かに慣れた人がやるには早いんだろうなと思う。でも初心者には何が何だかわからん。
考えてみれば「カイゼン」ってタクトタイム命で、それは作業に慣れた健常者が最速で作業するという前提に立った発想だと思うんだよな。特にねじ締めの話とか、物を10個確実にソラで数えられる人間が作業している前提で工程が成り立っている。自分はそんなに知能が高くないので、10個数え上げているうちに1つ数字を飛ばしてしまうかもしれない。そして作業漏れで怒られるわけだ。初心者だったり、境界知能だったりする人には全く向いていない。知能の問題はともかく、人の入れ替わりは激しいし初心者にはもう少し優しいようにカイゼンされてるものだと思ってたよ……。