2024-09-08

清潔感に拘らない男達はかつて清潔感に挑んで心が折られた少年達の成れの果てなんだよね

大抵男という生き物は中学に上がった辺りから大なり小なりお洒落に関心を抱き始める。

そこで身内にお洒落な兄姉なんかがいるとそもそもお下がりで着ている服がお洒落だったりもして、すぐにレクチャーされて更にお洒落になっていくわけだが、一人っ子だったり兄姉はいるけど不仲だったり兄姉も清潔感がなかったりすると完全に独力での探究が始まる。

現代なら髪型のセットとか眉毛の整え方とか似合う服の選び方とかインターネット検索すれば簡単情報が手に入るわけだが、ひと昔前の中学生にとってはお洒落情報源は雑誌主体だった。

で、ついこの前まで小学生で親が買ってきた服を着てたのにメンズエッグみたいな洒落雑誌を買えるわけもなく、ドラッグストアで買ってきたワックスで頭上に剣山を作り、母親がすね毛を剃っている安全剃刀で眉毛を限りなく細く研ぎ澄まし、通販で買ったジッパーだらけのズボンとかドクロがプリントされたパーカーとか着て友達の家に遊びに行ったりする。

そして友達から失笑を買うわけだ。お前気合入れすぎだろ(笑)と。

更には友達の家に向かう道中でクラス女子に目撃されていたりして週明けの学校増田君の私服超オシャレらしいよ(笑)みたいなニュースが飛び交ったりする。

すると何が起こるか。心が折れた彼は二度とお洒落に挑まなくなる。

やがて時は過ぎ、彼は清潔感のない男に成長する。

  • 女は嫌でも馬鹿にされても就活のための最低条件として強要されることを男はイージーモードだから逃げても許され甘やかされるってわけ

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