2024-08-15

俺達は戦争が大好き

戦争は二度と起こしてはいけない」小さい頃から教えられた、戦争を起こさないように、とのメッセージ

戦争、好きですか?」と問われて「好きです」と答える人はいない。

自分や、愛する人が傷つけられたり、殺されてほしくない。今の平穏生活が続いてほしい、というのが正直で普遍的な心情だろう。

先の戦争経験した先人からメッセージも「愛する人が無惨に殺されるのはとても辛い。何が何でも戦争回避せよ」というものほとんどだ。

しか現実問題として「ヤツラが攻めてきたらどうする」がある。

これに対して「戦わない、逃げる」と答える人もいるが現実的に攻め入られた時に戦わない、逃げると主張することはとても難しい。

「当然戦う」が答えになる。「妻子ら愛する人が殺されても黙って見ていろというのか」と責められて言い逃れできる人はいない。

愛する人が無惨に殺されるのは辛い、だから何が何でも戦う」という結論になる。

この心情を一言で言うなら「君を守りたい」というフレーズになる。ラブソングの究極のテーマであり、自衛隊キャッチコピーでもある。

から本当のことを言うと俺達は戦争がやめられない。

なぜなら俺達は四六時中「愛する人を守りたい」ということばかり考えている。それこそが、俺達の意味のない人生意味を与えてくれるかもしれない、唯一の価値観からだ。愛する人を守るためならなんだってするだろう。だから俺達は本当は戦争が大好きだ。戦争は不可避だ。

「国を守る」ということも、つまりは「自分や身近な愛する人を守る」ということを敷衍させた概念であり、本質は同じだ。それが戦争本質なのだ

しかし俺達がよく知っているように、愛する人を守るための戦争愛する人を殺してしまう。ものすごい矛盾がここにある。

この矛盾解決した人は誰もいない。俺達はこの先もずっと「君を守りたい」の矛盾右往左往しつつ、大好きで大嫌いな戦争をやり続けるだろう。

  • やりたくないけどせざるを得ない、をどうして「大好き」と定義するの?

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