2024-06-04

テレビは未だに馬鹿向けにつくってるんだなと日テレ報告書を見て思う

女子からと言う理由短大に進学させられた」という現代ジェンダー問題を絡めた重めの設定が「可愛い制服私立高校に行けなかった」という馬鹿っぽい設定に変更されそうになった件について。

明らかに前者の設定の方が話に重みと深みがうまれるし制作陣は無能なのではと思わせるんだけど、制作側もクリエイターな訳だし本気で後者の方が単純に作品としてみた場合に良い設定だと思って無いと思うんだよな。

漫画テレビでは相手にする客が違う。制作陣は自分達の客は馬鹿から学歴コンプレックスを持つほど勉強に打ち込んだこともなければジェンダー問題に関心を寄せる教養もない。「家が貧乏可愛い制服が着られなかった」って悩みの方が余程共感できる馬鹿だと思っていて、原作の設定を自分達の客である馬鹿にもわかるようにした結果なんじゃないかと思うんだよな。

でもそんな理由原作者に説明するわけにもいかないし、当然原作だって理由説明もなく自分作品馬鹿向けの娯楽に改変されて納得するわけがない。

他にも原作者がストーリーキャラに重みを持たせようとしたところが悉く「自分達の客には理解できないだろう」という原作者に説明も出来なければ当然報告書にも書けない理由で変更されて、それを一々指摘して戦わなきゃいけなかったのであれば原作者と小学館はさぞ大変だったんだろうなぁ。

  • 「女子だからと言う理由で短大に進学させられた」というのはそもそも現代的じゃないだろ

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