2024-04-27

今際の際の妻の言葉

妻が、もう危うい。

年明けに倒れて胃がんが発覚し、既にステージ4で胃全摘

一度退院するも、転移と進行が早く、再入院でもう点滴で辛うじて命を繋ぎ止めている状態

妻の「最後のお願い」で「家に帰る」方向で話を進めていたんだけど、昨日になって余程辛い状態で「もう家には帰れない、このまま病院で楽になりたい」と言ったんだ。

妻が今が辛いと訴えているのに頑張れとは言えず、かと言って肯定すると妻の存在が消えてしまう。

どちらをとっても辛い選択で、悩んだ挙句、妻の意向尊重しようと決心した。

妻が倒れてから、妻の状態に関する不安と、慣れない家事多忙仕事で強いストレス感じていて自分も少し精神状態おかしくなっていたのかもしれない。

そして、つい、て言ってしまったんだ。

「僕は貴女結婚できて幸せだった。一緒に過ごした時間は宝物だ」

「僕は、いい夫だったかな?」

妻の答えは

「悪いけど、そうではなかったわ。自分勝手だったし。今、色々ここまでやってくれるから感謝はしているけど」

おいおい、そこはせめてギリ合格点ぐらい言ってくれても良いだろう。

今際の際でそれか。

なんか、スッっと冷静になった。

ある意味、おかげで心の防護壁みたいのが張られた感がある。

むき出しの感情で「これからのこと」に対応しないで済むかもしれない。

でも、25年以上結婚生活過ごしてそんなこと思ってたのかと思うと、これから先生きていくのにトラウマになるかもしれない。

ひでぇな。

いや、でも、自分勝手な夫でごめんな。

  • 夫が未練なく未来に前向きになるためにあえて悪妻を演じる 女はみな女優だね

    • どう考えても妻の本音で草 妻側の最後ぐらい好きに発言させてやれ自分都合で捉えすぎだろ〜と思う弱者男性であった

  • ワイのじいちゃんも胃ガンで胃を全摘出して苦しんで死んでいったやで。

    • ワイの婆ちゃんも苦しみながら死んだわ 安楽死がないってある意味、きついで。苦しみを無駄に味あわせてからしか死ねないんだから。

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