2023-12-11

同級生結婚した

同級生っていうか、女友達な。

高校の時の同級生で、一緒によく遊んだりもしたし、二人でファミレスに行ったこともあった。

無駄話ばかりをしたし、馬鹿みたいに笑い合ったりもした。

先日、一年半ぶりぐらいに連絡あってさ、結婚しまだって

そうなんだ!おめでとう!!

そう返したけれど、なにか違和感を覚えた。

仕事で疲れてたし、いつものように0時には横になった。

でも妙な胸騒ぎがした。

というか、よく分からないけどざわついた。

頭の中がからっぽになって、頭の中がざぁーっとして、さ。

何だよ、これって悶々として眠れたくて、何度も寝返りを打って、それでも駄目で、すっげぇもやもやして全然眠れなった。

もやもやも苛々もしていた。

気付けば土曜日カーテンは明るくなり、それでも眠れなくて跳び起きた。

適当に着替えてすぐに家を出た。

下を向いて駅に向かい電車に乗って、駅を出て少し歩く。

朝の風俗街は静かで、前に一度だけ行ったことのある店に迷わず入った。

一番かわいい子を頼んで、それで抜いてもらうことにした。

彼女は若く、確かに可愛かった。でも抜けなくて、女の子は困った様子だった。

でも彼女は何も悪くなくて、仕方がなかった。

店を出てから駅に向かって当てもなく歩き、抜いたのは性欲じゃなくて魂だったんだって気付いて。

それから松屋カレーを食べて、電車に乗って、コンビニでたらふく酒を買って帰宅して。

家に帰り、ドアが閉まり、カチャリと音を立てて施錠し、そのまま立ったまま何も考えずに一缶を開け、プシュッ。

その音を聞き終える前に一気飲みした。

感情は固まり、目を閉じ、飲み終えた缶の残りを流しに捨てて横に置き、ベッドに横たわった。

たかったけど眠くなかった。

腕で顔を覆う。カーテンから溢れる光から逃れようとするように。

そのうち腕が濡れ、涙が溢れた。ああ…と思った。

俺は好きだったんだって

本当に好きだったんだって

その時になってようやく気が付いた。

気付いてわんわん泣いた。声を上げず、ひくついた嗚咽を漏らしながら。

俺はスマホの電源を切り、布団をかぶった。

二人の幸せの姿を見たら、俺はどうなるかもう分からない。

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