字の汚なさにも2種類ある気がする。
普通に悪筆ではあるけどサラサラって書いたような、まあ大人の書いた字ではあるなってレベルのと、やけに力強くてデカいマジで小学生みたいな字。
後者を書く人はヤバめ率が高いような気がする。
マジで汚い字って、線があっちこっち向いててバランスが終わってる。文章書いても横の軸がガタガタで罫線の間をジグザグに走ってる。
そして大抵妙にくっきりと書かれてるからよりバランスの悪さが強調される。
おれも相当だったけど、高校生にもなると流石にまともな字を書く子が増えて直そうと思った。
習字やってる子の字を参考に、右上がりとハネをちょっと極端なくらいに意識してみた。
よく見ればしっかり平行の線にはなってないんだけど、方向は概ね右上に向かって揃うから、縦線さえグニャグニャじゃなきゃだいぶマシに見える。
ハネも大げさなくらいにすると締まりが良い。小学生の字って、線の始めから終わりまでペン先をグイグイと押し付けたような緩急のなさがダメなんだと思う。払いを意識すれば必然的に脱力?するからサラサラっと書いたような字になる。
あとおれは小さく書いてごまかしてる。字の大きさが小さくなれば、バランスの印象も伴って絶対的に縮小されるので。たまにデカい字を書くと結構下手さが露呈する。
ちゃんと綺麗な字を書こうと思ったらもっとちゃんと意識する事が色々あるんだろうし、ちょっとでも書道とかペン字とか齧ってる人には汚ねって思われる気がする。でもこの小手先程度でもだいぶマシになったし、たまに上手いねとすら言われることもある。
まあ小学生みたいな字を書く奴はヤバいと言ったけど、別に字が汚くて困る訳でもないしな。よほどの悪筆じゃなきゃ、変にごまかしてサラッと書いた字よりも力強くくっきり書いた字の方が読みやすいかもしれんし。文字とは他人に読ませるものであり、それに気を遣う事は他人への配慮であり……みたいに社会性とこじつけるのもなんかアレだし、箸の持ち方とかで他人を値踏みするみたいで品がない。そういう間柄でもない他人に面と向かって字汚えなとかは言わんようにしとこ。
筆圧弱めでヒョロヒョロの自信無い子供みたいな字書く人おらん?