大阪の府立高校には御三家というのがある。最近は崩れてきてるらしいけど、私立中高があまり強くなく公立優勢という点は変わりない。これは余談だが、維新が府外私立高と無償化で揉めてるのは、優秀層の府立高への誘導策の一環と見ている。
御三家のいちばん南を卒業して大学に進み、中高一貫出身の子たちとたくさん知り合い、なんとなく感じていた違和感が明確なイメージを結んできた。わたしの出身校って、頭のいいマイルドヤンキーが主流やったんやなって…。もともと体育会系のノリが強くて、ほかの体張るイベントに比べればいわゆる文化祭(とは呼ばないのだが)は冷遇されていたし、とにかく地元が好きで京大に受かっても一人暮らしせず長時間かけて通学する子が多いし。なんか家族とか友達とか大好きだし。みんなで盛り上がるのが何より好きだし。
もちろん、反社会的な行動をするとかではまったくないので厳密な定義からは外れるけど、雰囲気というかセンスというか、そういうのが私立高出身の多くの人とは違うのである。だからなんだと言われるとオチはないけど、大阪市内にももうちょっといい私立があったら、わたしも違う十代を送っていたのかなと思う。