ただ人数と人の流れ、通路の状況とかだけが原因であるとすれば、
十数年に一度くらいは最悪の状況が重なって圧死事故が起こってもおかしくないはずだ。
しかし、実際にはそうはならない。
それはなぜかというと、その集団が馬鹿だけでは形成されていないからだ。
(最近は通勤がない人たちも多くてピンとこないかもしれないが)
何も考えず歩いている或いは考えたつもりになっているだけの人たちが、
混在していることには気づくはずだ。
大抵の場合、駅が大混雑している状況では前者のような人が
きちんと周囲を観察して、
人の動きを理解して、
極力適切な人の流れになるように舵取りをして、
おそらく先日の事故の際、
あのような事故は起こらなかっただろうと思う。
流石にあのような状況では
「ちょっと、あっちに行くのは無理っぽいですよ」
などと声掛けを行い
どうしようもない状況に陥る前に集団をコントロールしたことであろう。
(バカというのが言い過ぎなら、
と表現してもいい。)