よく日本企業の年功序列が叩かれるが、年功序列だけならそこまで悪くもなくて、やっぱり致命的に最悪なのは新卒至上主義だと思うんだよね
例えばある企業に22歳新卒で正社員入社した人が初任給年収300万円で、年功序列により10年後の32歳では400万円、20年後の42歳では500万円、30年後の52歳では年収600万円になるとする(数字はあくまで喩えだ)
で、新卒至上主義の社会では新卒を逃すと正社員採用されないから、32歳の人がその会社に入りたいと思った場合一切採用されないか、採用されるとしても非正規の契約社員年収200万円とかで雇われる事になる。そして一旦非正規で雇われた奴は永遠に正社員にはなれないから、給与は年収200万円で据え置きのまま。しかも有期雇用の期間制限によって、途中で雇い止めになる可能性が高い。
一方、新卒至上主義ではない社会なら、32歳の人も新卒と同様に正社員採用され、初任給300万円からスタートする可能性が出てくる。その人がそのままその企業で正社員として働き続けた場合10年後の42歳では年収400万円、20年後の52歳では500万円となり、確実な昇給が見込まれる。
確かに10年出遅れた分、同年齢での年収には差がつくし貯蓄も大差がつくだろう。
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