共働き勢「なぜそうも簡単に仕事を増やすんだよ、死んでしまえ!」
共働き勢「上司!お前は残業の意思を生む源だ、生かしてはおけない!」
共働き勢「僕のもろい心が、上司の強烈な意思に負けたんです……それだけです」
共働き勢「貴様のようなのがいるから、仕事が終わらないんだ!消えろ!」
共働き勢「こんなワークイフバランス……嬉しいのかよ? 満足なのかよ? 誰が……誰が喜ぶんだよ!?」
常務「生の感情を丸出しで働くなど……これでは人に品性を求めるなど絶望的だ。やはり人は、よりよく導かれねばならん。指導する絶対者が必要だ」
同僚B「でもね、社畜さん。あなたが死んでも、会社の誰も泣いてくれないんじゃない? それでいいの?」
共働き勢「貴様!人が離婚したんだぞ!いっぱい人が離婚したんだぞ!」
同僚C「お前もその仲間に入れてやるってんだよ!」
共働き勢「家庭は……家庭は力なんだ。家庭は、この出生率(そら)を支えているものなんだ!」
共働き勢「それを……それを、こうも簡単に失っていくのは、それは……それはひどいことなんだよ!」
共働き勢「何が楽しくて残業をやるんだよ! 貴様のような奴はクズだ。生きていちゃいけない奴なんだ!」
共働き勢「お前だ! いつもいつも、脇から見ているだけで人をもてあそんで!」
共働き勢「分かるまい、配偶者に家庭を任せている常務には。この俺の体を通して出る力が!」
・・・なんてな。仕事は減らんし、残業続きでワンオペ続きの妻は切れるし、お互いフルタイムだし、落としどころ見つけんといかんね