あきらかに何の見識も能力もない女性タレントが自民党の後ろ盾を得て国会議員になっていく。同じ作戦を自民党は何年間も繰り返しているので、それを観察している人間は同じような指摘を何度も繰り返すことになる。
タレントがすでに持っている知名度は選挙に役立つ資源だ。タレントに少し金を与えるだけでこの知名度は買えてしまう。大多数の日本人は知能が低いので、たんに知っている人に投票する。国会議員の給料は税金から出るので自民党の懐は痛まない。
女性タレントを議員にすることで、自民党は女性議員の比率を増やすことができる。当選した女性タレントはなんの能力もなく、なにも考えていないので、自民党の方針に従わせて自由に操ることができる。女性タレントは自民党にとって国会の道具だ。
自民党の方針を決めるのは基本的に男だ。女性タレントを全面に打ち出して、自民党は「女性活躍社会」に貢献している外面を見せつつ、男が重要なことは全て決める男性優位社会をそのまま保存することができる。