女が結局容姿で評価されるというのはたぶん100年後も変わっていない。人のプリミティブな感覚に基づいたものだから、ここを変えるのはほぼ不可能なレベルといっていい
上野はそういった諦観を勘定に入れているからこそ、女はイケメンと言っても良いという立場なのだろう。だからある意味ではルッキズム肯定派だし、教育や文化の成熟に夢を見ていないリアリストとも言える
一方で男にもイケメンと言ってはいけないんですというのは、そのように啓蒙することで女へのルッキズムが緩和されるという希望を持った人たちだろう。啓蒙によって女が仕事や才能でも評価される度合いがもっと拡大するはずだと信じている
上野発言は男の人権の問題として話題になったが、むしろ「上野って未来に絶望してるんだな」ということがわかった事案でしかなかった