俺は被害者やその遺族が加害者に報復を望むことは人が"尊厳"を持って生きるために当然保証されるべき"人権"だと考えているから、死刑廃止には大反対なのよね。
たぶん現代の法理念からはズレた考えなのだろうなとは自覚いるけど。
もちろん私刑による報復は(子供の喧嘩とかでは済まないレベルでは)駄目だ。
ただそれは、俺達社会の構成員は報復の権利を国家に委譲しているからであって、委譲された側の国家は刑罰という形で妥当なだけの罰を加害者に与えるのは義務だと思う。
だから死をもって償うのが妥当なだけの罪を犯した者には、国家は死刑を与えるべきであり、その義務を国家が放棄することは『国家による被害者に対する人権蹂躙』と言うべきだろう。
死刑を廃止するのならば冗談ではなくを復活させでもしないと帳尻が取れないと思っているよ。
あれはあれで当時の武士や藩体制の理屈なんかに基づいているからそのまま現代に持ってくることはできないけど。
加害者にも事情がとかいう話は分からなくはないけど、被害者の尊厳より優先する理由にはならないと思う。
完璧でない国家や人に命を扱わせることへの不信っていうのは一理あるとも思うけど、まあそれを言い出したらキリがないモノで、こういうのをどこまで国家に許すかっていうのは線引きや程度の問題として国民が決めるものだと思うし、現状、8割くらいの人が死刑を許容=国家が刑罰を行うことを許容している以上、それが廃止の理由として十分なモノだとも思えないんだよなぁ。