私には恋人がいます。すごく優しくて、真面目で、面白くて、自分にはもったいない人です。
どのくらい優しいのかというと、私は精神疾患を持っていて、突然気持ちが悪くなったり実際に吐いてしまったりしてしまうのですが、2回目のデートでそれが出てしまいました。(ちゃんと袋にしました)
それなのに恋人は笑って大丈夫だと言って水と新しいマスクを私に差し出してくれました。きっと嫌だっただろうに、嫌な顔ひとつせず励ましてくれて本当にありがたかったです。
それから、外食ができない私に気を遣ってなるべく室内のデートをしてくれました。病気によって遠出も外食もできず、普通の人がするようなデートなんて何一つできていないけど、私は本当に幸せでした。恋人も私の目線からすると楽しんでくれているようでした。
恋人は私のような病気で色々と制限がかかってしまう人間より、普通の人と付き合っていればもっと楽しいデートができるんじゃないか。普通の人と付き合っていればもっと幸せになれるんじゃないか。10代の頃から20代になる今までの数年間ずっと闘病しているのに、そんな自分はいつ普通に戻れるのか。そもそも普通に戻れる保証なんてないんじゃないか。普通じゃない自分に恋人の時間を使わせるのはもったいないんじゃないか。
ずっとその考えが頭から離れません。きっと世間から見ても私のような人間に恋人はもったいないと思われるはずです。
それでも私は一緒にいたい。できるなら一緒に幸せになりたい。それがどれだけ難しいのかも、それに付き合わせることは恋人を不幸にすることなのかもしれないということもわかっています。でも、許される限りは側にいたいです。
少しずつでも恋人に迷惑をかけないよう、できることを頑張ってみようと思います。心が折れそうになっても諦めずに一歩ずつ進んでいきます。
自分が少しでも前に進めるように、誓いのような意味でここに書かせていただきます。こんな中身のない文章を最後まで読んでくださってありがとうございました。
いい彼氏―!誰にでも幸せになる権利はありますよー!お幸せに!
前を向いていてすごいね。頑張ってって言ったら負担になっちゃうかもしれないけど、頑張りが報われますように。