戦後レジームとは、ご存知のように2006年に安倍ちゃんが総理大臣になった時に提唱した言葉である。
当時の私は、戦後レジームとは戦後ずっと政権を担い続けてきた自民党自身の問題だと思っていた。
しかし、今になってそれは間違いだと気がついた。
立憲民主や共産党といった、左翼的な政党にとっての問題だったのである。
はっきり言わせてもらうと日本の左派政党は、世界でも珍しい自国防衛を軽視する頭おかしい集団である。
日本で左翼政党が政権を取れない理由の一つは、左翼政党が「戦後レジーム」に囚われているからである。
戦後日本の左翼政党が自国防衛を軽視するようになったのは、冷戦の激化、二度の安保騒動、ベトナム反戦の3つである。
戦後日本は、先の大戦のトラウマからそれらを支持する人間が多かったのかもしれない。
しかし冷戦が終結して30年が経過した今現在も、左翼政党は自国防衛から背を向ける「戦後レジーム」を続けているのはどうだろう。