2021-09-03

中年の実姉と一線を超えてしまった

姉とは昔から、仲が悪かった。

はいわゆる"陽キャ"、俺はいわゆる"陰キャ"で、水と油関係から分かり合えることは何一つなく、年中いがみ合っていた。

両親があまり良い関係ではなかったせいか因果関係不明だが、実姉も自分結婚することなくやがて中年になった。

共に俗にいう”こどおば・こどおじ”ってやつで、いまだ実家寄生している。

高齢の両親がコロナワクチンを打ちに共に不在になった日、リモートワーク同士の姉と家で二人きりになった日、それは起きた。

陽キャってやつは意外とメンタルが弱いもので、このご時世に不安を感じ続けていたらしく、珍しく(というより初めて)俺に救いを求めるような目をして心の中の鬱憤を(コイツ、こんなに弱るの?)ってくらいのか細い声で滔滔と吐き出してきた。

その姿がなんだかとても儚く、それが作用してか、俺の中で理由のつかない劣情が沸々と煮立ってきた。

次に気づいたときには、抱いていた。

もう若いとは言い難い実姉の身体は、思った以上に綺麗で、俺を狂わせるには十二分の魅力を匂い勃立たせていた。

それから数か月が勃ち、俺たちはまるでそんなことはなかったかのように平然とあいかわらず実家ですねかじりの暮らしを送っている。

俺はというと、あんなに嫌いだった実姉との、セカンドコネクトは次はいなのだろうかという事でアタマん中がおっぱいリモートワークもロクに手につかない。

俺はこの先、どうなってしまうんだろうか。

実姉はこの先、どうなってしまうんだろうか。

俺の先っちょはこの先、どうなってしまうんだろうか。

悶々とした日が続いて、ただただ苦痛だ。

  • いくらでもありそうな小説でも引き込まれるものと引き込まれないものの違いは何だろうか エロだけではないような

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