そんなわけないでしょ。この謎ローカルルール定期的に出てくるけどなんなんだろう。
クリエイターが描いたものに
対してアレに似てますねは相当傷付けるので直接言わないようにしようねー。— 奥 浩哉 (@hiroya_oku) August 25, 2021
古いけどこのまとめ(https://togetter.com/li/945422)とかもそう。
作品の感想や批評として「○○に似ている」というのは一般的かつ有用な表現である。
たとえば文芸雑誌の書評欄なんかを覗いてみれば、新刊レビューで「○○(作家名)を思わせる作風」「△△(作品名)の世界観と□□(作家名)の文体の融合」みたいな、既存の作品や作家を引用してのレビューは非常によく見る。
ゲームのレビューにおいても、特定のゲームに影響を受けていると見なされればそれは容赦なく指摘される。特定のゲームに影響を受けた作品を示す、「○○(作品名)ライク」という用語が一般的に存在するほどありふれた表現である。
こうした批評は、「あらゆる作品は先行する作品の影響を受けて成立している」という当たり前すぎる事実が業界で共有されているから成立するわけだが、イラストレーターの業界ではそうではないんだろうか。
言うまでもなく、作品に対して「○○の影響を受けてそう」「○○に似てる」というのは全く健全な感想で、誹謗中傷でも何でもない。
それでも「○○の絵に似てる」と言われたくないのなら、作者に出来ることは「そう言われないような絵を描く」ことでしかない。それが出来ないのなら絵を公開しないか、絵師特有のローカルルールを決めたディスコードにでも引きこもるべき。