2021-07-15

田舎を捨てるに限る

出身も育ちも北海道の片田舎国道が1本通ってるだけの街だった。

大昔に流行ったジャスコ百何km看板のあたりにいた。

専門学校に行って就職先は地元でもどこでもいいやとテキトー就活した。

20歳になってたまたま東京で働くことになった。

今までと何もかもが違った。

隣の家は何百メートルも離れていないしマンションがある。道にそもそも舗装のところがない。

当然徒歩圏内コンビニはあるしスーパーもある。

本でもCDでもなんでも発売日の2日遅れで手に入るなんてことはない

出前もあるしUbereatsとかテレビでやってるやつが使える

そもそもテレビで紹介された店にも行くことができる

都会の娯楽もいろいろやった。全部楽しかったと思う。

全然働いている気もしないのに一人暮らしには十分すぎる大金を貰って生活に余裕もある。

よく都会は人に冷たいというが通行人には無関心かもしれないけどお店で店員と客の関係なら田舎にいた時と変わらない人の温かみはあると感じている。

常連として飯屋や飲み屋に入り浸るのも好きかもしれない。

地元の友人は俺より遥かにキツい仕事をしてバイト代みたいな給与を貰って休日消防団に駆り出されている。

そんな話を聞くとマジで田舎を出てよかったと思う。

特にこのご時世だからか、仕事の日以外で車が家にないのを目撃されて噂話になるらしい。異常か?

こっちに来て3年が経った。このご時世でも変わらず都会は楽しい田舎の話を聞いて辟易している。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん