2021-06-25

映画好きなあの子

https://twitter.com/tobatoppers/status/1408171575480774657?s=20

このツイッターみてふと思い出した。

小学生だったかな、中学行ってたかな。

初めてのディベートの授業で、

映画映画館で見る派」と

「家でDVDで見る派」

と分かれて意見を言い合った。

確か、事前に自分はどっち派か、で分かれて少数派だった「映画館で見る派」に入った。

の子映画館派で手を上げていたからだ。

ディベートって本来自分がどっち派かは関係なく二手に分かれて調べた情報や感じたことを戦わせて、お互いの価値を認め合うといったような、そこそこ高度な議論だと今となってはそう認識してるんだけど、

当時、ディベートなんてもの私は当然初耳だったし、教師側もやったことなかったんだろう。記憶いかもしれんけど。

まずは各派に分かれて机を突き合わせて、互いの良いところと悪いところを出し合うんだけど、真正面に座ったあの子の、映画館で見る映画への情熱に私は圧倒されたのを覚えてる。

好きなものを語るあの子一生懸命で、頬を紅潮させて、もともと大きな目が更に大きくキラキラしてた。何を喋ってたかは覚えてない。

わたし映画館に行ったことがなかった。

から想像しか意見を言うことしかできない。音がいいとか、迫力がすごいとか、そんなことしか出てこなかったとおもう。

お金がどれだけかかるかとかも当然知らない。

でもそんなことどうでも良かった。

の子に夢中だった私はこの瞬間がとても幸せに思えた。

一転、ディベートの本番では家派にコテンパンに叩きのめされた。

の子が先頭に立って反論するが、質・量共に足りない。応援弁論にわたしも立つが薄っぺら反論しかできなかった。

負けたと思った。惨めだったなー

の子は泣いてた。申し訳ないと思った。

ボケした私のせいだと自分を責めた。

このあたり、正直言って記憶曖昧だ。

泣いたのはわたしだったかも。

思い出そうとしてもぼんやりしてる。

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