2021-06-10

父方の祖母に会いに行った

数年前から認知症を患い私の家から車で1時間施設に入っていた

私にとっておばあちゃんは多分好きな存在だったと思う

完全二世住宅で一階には祖父母が住んでいた

祖父が亡くなったのは私が多分小学3年生とかの時

あんまり記憶にないけど木曜日ピアノ先生の家にレッスンを受けに行っていた

そして帰ってきたら自宅で死亡確認をされていた

その時祖母に「○○ちゃんは泣けるなんて優しい子ね」って言われたのを覚えている

他にも家族旅行に行って帰ってきたら必ず甘い卵焼きと、俵型のおにぎりを用意してくれていた

それがめちゃくちゃ美味しくてすごい好きだった

小さい時一緒に遊んでもらってくるくる回ってたら「○○ちゃん宇宙飛行士になれるね」って言ってくれた

でも最近は家から遠いしで全然行かなくて、でも元気そうに過ごしていると聞いていた

なのに急変したようで慌てて有給を取って会いに行った

行く前は全然平気で会社にも「午後始まりに間に合わなかったらテレワークで!」とか言ってたけどおばあちゃんの顔見た瞬間勝手に涙が出てた

私にとって施設に入ってるのはいつか一階に戻ってくるまでの治療場だと思ってたから、卵焼きおにぎりもまた食べれると思ってたのにそれが無理なんだなってなってやっと実感した

全然現場理解してなくて理解できてなくて自分の浅さに気がついた

最後の布団越しの手はまだ暖かかった

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