2021-05-02

すでに冬が恋しくなりはじめた

喉元すぎれば…っていうやつで、もう冬のマジで陰鬱な感じとか、夜が早くてイヤなところとか、天気の良くなさとか、ガチの寒さとか、そういうところが頭から消えつつあり、いいところだけが思い出される

一人で、雪がギリ降らないくらいの微妙な天気の中、けっこう坂がちな住宅街を歩いたような記憶がある

実際には多分歩いてないんだけど、そういうイメージが確かにある

いや 晴れてた気がしてきたな 晴れてたことにしよう

冬に晴れたとき特有の、あの寒さと開放感がすごいアレ アレのなか、一人歩いていると、実際は車の走行音とかがけっこううるさいんだが、なんだかめちゃくちゃ静かなような気持ちになる

知らない住宅街人間は確かにいるんだけど、本質的にはかなり孤独じゃないっすか

そういう孤独さと、冬の寒さと、空の開放感、静かさ、その辺が混じってえもいわれぬ感情を生むのであった

そんで、これはマジの記憶なんだけど、そういえば大晦日にひとり電車に揺られて京都清水寺に行ったことがあったなあ!

人々がガヤガヤしてるなか、あの有名な舞台まで登ったら、ちょうど日が沈むくらいで、妙に人だかりができてるのでなんやなんやと思ったら、よく考えてみると初日の出対応する最後日の入りなわけで、あらいいじゃないと思って、写真の一枚でも撮ろうかと思ったらもう完全に沈んでいて、なんつうか、その冴えない感じが一年の締めくくりにちょうど良かった

帰り道、参道坂道にある土産物屋で何を思ったか抹茶ソフトクリームを買ったんだった

うまかったけど、クソ寒くて、食えば食うほど身体が冷えて、味はわかんなくなるし鼻水は出てくるしでかなり辛かったな

でも、あれはやっぱりいい体験だった と思う

あい体験こそが俺の人格を形作っている気がする

秋〜冬に、一人で、見切り発車で出かけて、全てアドリブで、寒い〜!帰りてえ〜!寂しい〜!と思いながらウロつく

アレがまたやりてえよ

夏、暑すぎてウロつく気になれないんだよな

秋〜冬よ はやくこい

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