貧乏だから高校を卒業したら地元で働けと小学生の頃から言われていた。
中3の時に高専(5年制)の存在を知り、少しでも長く学生生活を送りたかったので高専に進学した。
高専5年で進路を考えた時にやっぱりまだ学生生活を送りたいと思ったので専攻科に進学した。親は働いて欲しそうだったが、学費はほとんど奨学金とアルバイト代で払っていたので親の気持ちに気づかない振りをした。
専攻科2年になって大学院に行こうと思ったが、専攻科の求人が魅力的だったので就職した。というのは嘘で、自分の学力じゃ旧帝大に行けそうにないので諦めて就職した。というのが正しい。ちなみに地元ではなく県外に就職した。親ごめん。
現在、ほどほどに暮らせる給料・福利厚生で社会人生活を送っている。なんとなく高専に行くことを決めた中3の自分にとても感謝している。そして、なんだかんだ進学・県外就職を許してくれた親にも本当に感謝している。まだちゃんと親孝行が出来ていないのでコロナが収まったら旅行にでも行きたい。
と、ここまで書いて思ったが我が家は本当に貧乏なのだろうか。もしかしたら私は騙されていたのではないか。貧乏だと幼少の頃から刷り込ませておくことで、お金のかかる大学に行く選択肢を無意識に潰されていたのではないだろうか。
くだらん自称進学校や二流三流の大学なんかより高専のほうがずっといいぞ