2020-12-20

壁になりたい人も名前入力したい人も

どちらも「自分」として物語の内部に入ろうとするのが何とも不思議だ。

 

オタク腐女子と言える程では無いのかもしれないが、アニメ漫画ゲームは好きだ。

BL百合も読む。

時々pixivなんかで好きになった作品二次創作を読んだりすることもある。

 

その時の気持ちとしては、普通に(というと語弊があるかもしれないけど)登場人物それぞれに感情移入している気がする。

誰かが悲しければ悲しいし、喜んでたら嬉しい。

それを「壁となって観察している」感覚あんまりない。

なので、特定キャラないし壁に憑依するというのが、なんだかよくわからない。

 

感情移入が難しいタイプ作品登場人物感情機微重要なのではなく物語構造自体がウリだったりする場合はその限りではないけれど、このタイプ二次創作キャラクターメインの作品では、個人的には今まで見たことがほぼ無い。

そしてその場合は、壁になるというより、物語の外側から物語のものを楽しむ「ただの私」って気持ちだ。

 

名前入力するタイプ物語も読んだことがあるが、あれはもっと不思議な感じがした。

なぜなら感情移入する対象が既に定まっている上、勝手に考えたり感じたりするので、不自由気持ちになる。

物語」と捉えるから変な感じがするのかな。

 

とにかく「物語感情移入している私」としてではなく、「物語の一部としての私」をあまり楽しめていないんだなと思った。

自分物語の間に距離があるんだろうか。

どうやったらその距離を縮めて楽しめるんだろうか。

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