どちらも「自分」として物語の内部に入ろうとするのが何とも不思議だ。
オタクや腐女子と言える程では無いのかもしれないが、アニメ漫画ゲームは好きだ。
時々pixivなんかで好きになった作品の二次創作を読んだりすることもある。
その時の気持ちとしては、普通に(というと語弊があるかもしれないけど)登場人物それぞれに感情移入している気がする。
誰かが悲しければ悲しいし、喜んでたら嬉しい。
なので、特定のキャラないし壁に憑依するというのが、なんだかよくわからない。
感情移入が難しいタイプの作品、登場人物の感情の機微が重要なのではなく物語構造自体がウリだったりする場合はその限りではないけれど、このタイプは二次創作やキャラクターメインの作品では、個人的には今まで見たことがほぼ無い。
そしてその場合は、壁になるというより、物語の外側から物語そのものを楽しむ「ただの私」って気持ちだ。
名前入力するタイプの物語も読んだことがあるが、あれはもっと不思議な感じがした。
なぜなら感情移入する対象が既に定まっている上、勝手に考えたり感じたりするので、不自由な気持ちになる。
とにかく「物語に感情移入している私」としてではなく、「物語の一部としての私」をあまり楽しめていないんだなと思った。
どうやったらその距離を縮めて楽しめるんだろうか。
壁になりたい=覗き見してる自分を消したいなのかも?
ワイは風になりたい派やで