2020-11-20

Qアノンやらコロナ風邪説やらで思い出したんだけど。

昔、新渡戸稲造フリーメイソン会員でどうこうっていう都市伝説があったじゃん。

うろ覚えだけど、確か旧五千円札地球太平洋)にこじつけて、地球上で太平洋の真裏にあるのはエジプトだ、紙幣裏面の同じ位置には目玉(っぽい)模様がある、ピラミッド+目玉マーク、つまりフリーメイソンの暗示なんだ!ってやつだったか

これは黒歴史で、小学校高学年くらいの時、それをうっかり親に披露して叱られたことがある。

「『われ太平洋の橋とならん』。新渡戸稲造の有名な言葉だ。だから紙幣地球は)太平洋なんだ。そのくらい知っとけ。」って父親にピシャリと言われた。

もちろん新渡戸稲造名言なんて知らないまま鵜呑みにしてた。ゆとり教育だったし学校でも習ってなかったと思う。あんまり正面から否定されてムカついたけど、なにぶん正論なので刃向かう気は起きなくて、ひたすらばつが悪かった。以降その手の言説とはなんとなく距離をとるようになって、いつしか半信半疑で愉しむものということで消化できるようになった。

あれに近い陰謀論を本気で信じることがどれだけタチが悪いか世界中で身をもって実感してるのが今なんだろうな。

父親地元の名士を侮辱するうさんくさい言説が蔓延ってることに腹が立っただろうし、我が子がそれを真に受けてるのを見てヤバいとも思ったんだろう。

自分だってまたいつ変な話を信じ込みそうになるかわからないけど、ちゃん知識で叱ってくれる親のもとに生まれて運が良かったとしみじみ思う。

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