もう何年も前の事になる。
支社は小さくて、事務の子は新卒で入った子らしくて小柄でかわいらしい子だった。
同世代が俺と彼女としか居ない事もあって、それなりに仲良くなったんだ。
そんなある日の事、俺がいつも自販機でお茶を買っているのを見て「水筒持ってくれば節約になりますよ」的なことを言ってきた。
面倒くさくてね、と俺が答えるとその子はちょっとだけ考える素振りを見せて「私、水筒なんですけど、よかったら○○さんの分も持ってきましょうか?」
そう提案してくれて、悪いかなと思ったけれど「大丈夫です、ひとつもふたつもそんなに変わらないですから」そういって笑ってくれた。
次の日からその子は俺に水筒を渡してくれて、「はい、すいとーよ」と、その子はいつも笑顔でそう言って俺に水筒を渡してくれた。
俺はいつも「ありがとう」と言って水筒を受け取り、休日には何度か一緒にご飯や買い物にも行ったりしていたんだ。
今でもよく覚えてる。
買い物して、ご飯食べて、帰りがちょうど夕暮れ時で、歩きながら別段たいした話もしないで歩いていた時の事を。
その日は別れるとき「水筒、いつもありがとう」ってお礼を言ったんだ。
そうしたら「私だって、すいとーよ」その子は少しうつむき加減にそう言った。
彼女の言った事がよくわからなくて、聞き間違いかな?とも思って、その時はなあなあに返事した。
仕事ではわずか半年で本社に戻る事になって、その子とは疎遠になってしまった。
「すいとーよ」
その言葉に別の可能性があると知ったのは実は最近で、当時はそれほどネットが普及してなかったから知りもしなかった。
どこで水筒貰ったの?
トイレ 中身はたぷんあの子の聖水 おいしかった
素敵
タイトルだけ見て考えたクソトラバがほぼ本文だった J( 'ー`)し<たかし、水筒よ
すいとー松
いいはなしだなー(;∀;)
anond:20201119181540
MISIAさんが誕生したきっかけは「NHK福岡放送局 開局90年」!
それをもう数ヶ月早く書いてれば「すいとーと」はもっと長期連載になってたかもしれないのに
釣りバカくんは精子くさい文章書くのいい加減やめてほしい
かわいい!!!方言萌え良いなあ。誰か短編漫画にして欲しい。