■米大統領選

最近ネットもテレビも米大統領選で持ちきりで、興味がなくても耳に入ってくる。

明らかに論理のおかしい言葉がさも絶対に正しいかのように語られていてげんなりする。

たとえば

・証拠がないからデマ

これはネットでよく見かける言葉だ。

論理が飛躍している。証拠がないことは主張を肯定も否定もしない。

今回は不正があったかなかったかが争点になっているが、不正がなかったことを証明するのは悪魔の証明と同じで不可能である。

証拠がないことは、個々人が信じるか信じないかの判断基準でしかなく、デマと断言するには弱い。

裁判の最終的な判決で否定されたあとにデマと言うのならまだ理解できるが、候補者の一人がまだ裁判で争う意欲を見せているいまの時点では不適切である。

・裁判を起こすのは民主主義を破壊する行為

これはテレビで(サンモニで)耳にした。

裁判がどういう結果になろうと民主主義は破壊されない。

不正がなかったと判決が出れば、今回の選挙結果が認められ民主主義は守られる。万が一不正があったと認められた場合でも、不正な票が取り除かれて数え直されるだけだ。より民主主義は守られる結果となる。

上の言葉は、裁判を起こす権利を制限するかのような圧がある。

他人の権利を制限するのはだめなんじゃなかったの？

せっかく民主党が勝ったんだからもっとスマートな言葉で批判してくれ。

Permalink | 記事への反応(2) | 20:48

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