2020-10-18

関西弁を喋れなくなった

大阪を離れて10年が経つ。

馴染み深い関西弁ほとんど喋れなくなってしまった。

完全に忘れたというわけではない。ただ、ところどころイントネーションあやふやになってしまっている。

時の流れというか、漠然とした寂しさを感じる。

親の仕事の都合で、小学校低学年のころ箕面引っ越した。

府民の方なら分かると思うが、あの辺りはもともと関西弁が薄い。もちろん、南大阪に比べて、という話なのだけれど。

地域から来る人も珍しくない(自分の家庭もそうだった)。

中、高、大と進むにつれて関西弁を使いこなせるようになった。

しかし、所詮よその人間だったみたいだ。

今は地方中枢都市会社に勤めているし、プライベートでも滅多に関西弁を出さない。

地元の友人と会う度に、自分けが大阪」という都市から疎外されている気がする。

最近大阪で過ごした日々のことを思い出すことが増えた。

やたらハイソな千中の駅前、だだっ広い万博公園高校行事無駄に長い距離を歩いたこと。

休日なんば劇場に行ったり、友達アメ村をぶらぶらしたり。

関西弁が喋れなくなるにつれて、自分のそういった思い出も、薄れていくように思う。

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