完全に忘れたというわけではない。ただ、ところどころイントネーションがあやふやになってしまっている。
時の流れというか、漠然とした寂しさを感じる。
府民の方なら分かると思うが、あの辺りはもともと関西弁が薄い。もちろん、南大阪に比べて、という話なのだけれど。
中、高、大と進むにつれて関西弁を使いこなせるようになった。
今は地方中枢都市の会社に勤めているし、プライベートでも滅多に関西弁を出さない。
地元の友人と会う度に、自分だけが「大阪」という都市から疎外されている気がする。
やたらハイソな千中の駅前、だだっ広い万博公園、高校行事で無駄に長い距離を歩いたこと。