2020-09-27

普通になりたくない人、大人しいと言われたくない人必読

普通常識人だね」と言われたり、「大人いね」という言葉は、一見誉め言葉のように見えて

深く人を傷つける言葉だ。どこにでもいる無害な人間、その辺の石ころと同じと言われるのと同義からだ。

「お前はモブだ、存在していないのだ」に言われているに等しい。


こういわれる事にコンプレックスを持っている人は、頑張って克服しようとする。

しかし大方空回りして、「時々突拍子もないよね(無理してるよね)」「喋る時はめっちゃ喋るね(陰キャだね)」と言われるのがオチだ。


なぜそうなってしまうか、と言えば、「普通」とか「大人しい」は『行動』ではなく『在り方』だからだ。

「右に動いている」の反対は「左に動く」だから、「逆の事をしたい」なら「反対に動け」ばいい。これは『行動』だ。行動をすれば達成できる。

しかし「反対に動く」の反対は「反対に動く」だ。これは『在りかた』だから、どうあがいても変わりようが無い。

スタンススタンスなので、動きようが無いのだ。


具体的に言えば、凡人は何をやっても凡人という事だ。「普通でない事に憧れる」のは「普通でない人」には出来ない。

一見自分を変えているように見えて、その実凡人を地で行っているということだ。

例えば変わっている事をしたいと海外に行ったり、ビッチになってみたり、髪を派手に染めてみたり、ピアスを開けたり刺青を入れたり外でいきなり叫んでみたり。

そういう人を見ても、皆「普通に髪を派手に染めている」だとか「普通なのに急に叫んでる」としか思わない。

大人しい人が「うるさい人に憧れる」のは「うるさい人」には出来ない。

ちょっと調子がいい時にめっちゃ喋ったり、自分語りを長時間したり、大きな声で話してみたり。

皆も見たことが在るだろう。そういう人は、「二人きりになると話し出す大人しい人」だとか「急におかしくなる大人しい人」になる。


ならどうすればいいか解決策は二つある。

一つは「凡人に憧れる事」だ。例えば鬱になったり、統失になったり、家に隕石が落ちたり、望まない形で異常が達成された時、初めて変人になる。

普通に戻りたい、普通の方が良かった、そう思うのは「変人」だ。そして「普通に戻りたい」と思った時点で、もう普通には戻れない。

大人しいにも同じことが言える。「大人しい人に憧れる」。例えば躁病になったり、ヤクをやって四六時中落ち着かなくなったり、周りにムカつく奴が増えて、罵声毎日言わなくてはいけなくなったり。

気付いたら応援団に入ってたり。大人しくなりたい、大人しいころに戻りたい、そう思えば、うるさい人になる。

でもこれらは運命自分をゆだねるか、かなり自己コントロールスキル必要である


現実的解決策は、「自分は凡人に憧れている」「大人しい人に憧れている」という設定、思い込みをする事。

そうすれば、何をすれば変人になるのか、うるさくなるのか自ずとわかってくる。


健闘を祈る。ゆくゆくはありのまま自分を愛せるよう。

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