WBS引かせてスケジュール通りに予定していたことをやらせるアジャイルのこと。
軍隊式アジャイルのポイントは担当者に直接、やることとスケジュールを引かせることで、「この部分は未定だから後回しにして」とか「不確定だから調査して」とかは許されない。そもそも大きなスケジュールはプロジェクトマネージャで決められている。例えば3ヶ月で開発する日程が組まれていて、中身がどうなってるのかもわからないので、スプリントと称して1週間スプリントとか2週間スプリントとか単純な分割をして各スプリントで何機能作るかをマネージャが決めている。
もちろん各チームのリーダーは進捗がバラバラで整合性は合っていない。作る人がなんとかするのがアジャイルのメリットである。少なくともマネージャクラスには責任が皆無であるのでアジャイルのメリットが究極まで得られる。
よくウォーターフォールは後戻りできないと言われているが「軍隊式アジャイル」も後戻りは御法度である。上流工程でできた設計書にバグが多く見つかるのだが、その指摘に対してQAを出しても「既にお客様と合意済み」で解決する。これもアジャイルの最大のメリットであると思われる。
そして、アジャイルコーチの役割はWBSを元に進捗管理をすることである。WBSが遅れた場合にはアジャイルコーチから理由を求められる。このときに「設計チームができてないから開発に入れない」と言うようなことは決して許されない。