2020-08-22

宿題

僕の生きた時間を何処に置いてきたかなんて知らない

いつまでも冷めないままで 飢えた感情に馳せた想いは 想定外空間のどっかに存在してる

子供の頃に見た景色が 今でも見れるわけじゃないもんな

まるで僕らの前の視界が 最初からそうだったかのように思えるんだ

内心の中にあった故郷の 境界線はもはや失くしたんだ

取捨選択を迫られる時代に 引き起こされた大合併の如く 許容していくんだ

僕が昔書いた作文の真意なんて分からない

から湧き出したって 解いた問題にひかれた赤線は 未熟な発想の域を超えていく

ずっと信じてきたこの正解が いつまでも真実じゃないもんな

まるで僕の知らない次元で 別解を作り出す奴がいるようだ

恋焦がれたはずの青春の 過ちを今さら悔やんだんだ

微分積分意味さえ知らずに その場をしのぐ丸暗記の如く 見失ってたんだ

あの日聞いた噂の続報なんてもちろん知らない

さよならも言えぬままで 消えた後輩に涙した先輩は 追いかけることもなく諦めていく

僕の今生きるこの世界が ずっと存在できるわけじゃないもんな

まるで1つの時代が終わるように 別の世界へとまた引き込まれるんだ

記憶の中にある映像が 実在たかの真偽も不明なんだ

重い決断を迫られる人生に 心の拠り所を探すかの如く 旅を続けるんだ

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん