2020-08-16

嘘をつくのをやめたい

 自分はいわゆる虚言癖があると思っている。話の内容を一部盛ったり、責任逃れをしたり、人の話に合わせたりと、つく嘘の種類や目的は様々だ。幼い頃、それこそ小学生の頃からずっと続いている。

 だが、自分には何が嘘かが分からない。たちの悪い嘘なのか、過剰な表現の延長なのかが自分では判断できない。ついていい嘘とはなんだろう。そして自分はやはり虚言癖がある厄介な人間なのだろうか。

 仮病だったり、責任逃れをしたりする中で自分が言っているのは嘘だという自覚はある。自分に有利な状況を事実ではない言葉で作り出しているからだ。罪悪感もある。しかし、この罪悪感を解消するために、強く思い込んだり理屈をこねて自分正当化させようとするところもある。「お腹が痛い」と思い込むと不思議お腹が痛み出す感覚があるように。本当は初めて知ったことでも、「聞いたことがある気がする」と口にすると、元々知っていたことだと感じるように。

 このケースに関しては少しずつ改善されていると感じている。いや違う、嘘だ。

 改善特にされていない。姑息になっただけだ。人の同情を買ったり責任をうやむやにするネタ作りが上手くなった。

 そしてこれが最も頻度が多く厄介なものだが、とにかく話を盛る。この癖は昔から変わらない。

 架空出来事を偽造することはないが、本当にあった出来事に脚色を加えるという感覚が一番近いだろうか。程度の表現オーバーになったりすることが主で、人の発言に脚色を加えることもある。例えば、本当は軽くつんのめっただけなのに「派手にこけて顔面からいった」と言ってしまったりする。正直なところ何も考えずに軽く言ってしまうことが多いため、実際にあった例はほとんど思い出せない。

盛ろうと考えているわけではない。自然に口から出て、言った後に「しまった」と焦って終わりだ。どう改善したらいいのかが分からない。些細なことに関する発言なため、後から「嘘だ」と言い出すこともできない。

 極端な例を出せば、「全米が泣いた」「好きすぎて1億回読んだ」というように、一般的にも何かの素晴らしさや自分の興奮を伝えるために誇張表現を使うことがある。自分にはそれと自分のケースの違いがわからない。

嘘で自分の首を絞めることは減った。それでも、あの「あ、また」と後悔する感覚を味わうのはもう嫌だ。自分はどうしたら変われるのだろう。

  • それは本当のことをありのままに言ってしまったら、誰にも相手にされなくなるという恐怖心が ウソを付かせているんだよ。 恐怖心からとっさにとる行動というものは、理性で制御する...

  • もっともっと盛ればいいよ、派手にこけて全身の骨バッキバキに折れたわ~と言えばいい

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