中国の人々の愛国心が高まっているという。コロナウィルスいわゆる武漢ウィルスの世界的な蔓延で20万人に近い死者が出る状況で中国が孤立化するのは目に見えている。中国は世界中の国々から敵視される。無視される。結果として孤立する。中国の経済は立ち行かなくなる。中国はこれから貧困に直面する。世界の成長から取り残される。ひとり中国だけが取り残される。
この状況に危機感を覚えるのは中国共産党だけではない。中国に住む人々も同じ場所で生きていかなければならないからだ。中国はいっそう混乱する可能性がある。内政など中国共産党は武力で統治するほかないだろう。反乱が起きるかもしれない。国が分裂する可能性は低くは無い。中国の人々は自らの身を守るためにも精神的な安定を必要とする。中国はどんな統治体制であったとしても自らを育んでくれた国であると言う認識があるはずだ。
中国は武漢ウィルスを押さえ込んだ。武漢のロックダウンは解除された。すでに抑制できたとも言えるし日常生活が戻ったと言う認識が日本にいる中国人の若い人たちのなかにある。若い中国人と話をしていて彼女の認識がそのようなものであると聞いて驚いた。愕然とした。彼女は中国共産党の発表を信じていた。
これはおそらく彼女自身の精神を安定させるためにそのような解釈を必要としているからなのだろう。世界中に散らばる中国人達はそのような精神状態にあり、他の国の人々には簡単には理解できず驚かれているのだろう、と思う。